正しい髪の毛の手入れ(ヘアケア)法|進化する育毛技術(5/6)

2019年9月25日


脱毛症ではなかったとしても、弱々しく細い髪ではボリュームが乏しくなり、本来の年齢より上に見られてしまうことがあります。他にもパサパサで傷んだ髪であれば、相手に良い印象を与えることはできません。髪は印象を大きく左右する重要な要素です。正しいヘアケアを行って、いつまでも美しい髪を保つための予防・対策を心がけましょう。


■髪が成長するサイクルを知ろう

正しいヘアケアを実践するために、まずは髪が成長する仕組みを知ることが大切です。


髪の元が頭皮内で誕生し、毛髪が生えてから抜け落ちるまでのサイクルを「ヘアサイクル」といいます。このヘアサイクルには、「成長期」「退行期」「休止期」の3ステージがあります。



成長期は、毛母細胞の分裂が活発で、毛球部で毛がどんどん製造される期間です。成人1人あたりの髪の量は平均10万本ともいわれますが、そのうち85〜90%が成長期の段階にあると考えられています。成長期は、一般的に2〜6年で次のステージへと移行します。


次のステージは、退行期です。このステージに入ると、毛母細胞の細胞分裂が衰えていき、髪の毛の色を決定する色素細胞の活動も弱まります。そして、約2〜3週間でさらに次のステージに移行します。


最後は休止期です。毛母細胞の分裂が止まり、髪の毛の製造もストップします。2〜3カ月かけて、再び成長期に移行します。古い髪の毛は1日に平均60本、時には100本近く抜け落ちるといわれています。


■髪の健康は身体の健康から。髪の健康への影響とは?


抜け毛を減らすには、頭皮を健康に保つことが大切です。以下に挙げたポイントを参考に、賢いヘアケアを実践しましょう。


・血行不良はNG
髪の細胞へ十分な栄養や酸素が供給されなければ、正常に細胞分裂ができず、髪は成長することができません。毛母細胞へ栄養や酸素を運ぶのは血液です。したがって頭皮の血流を良くすることが、抜け毛を予防するカギといえます。


・刺激の強いヘアケアはNG
頭皮マッサージは血流改善に役立ちますが、強すぎる圧をかけることは厳禁です。また、頭皮マッサージ用のアイテムを使う時は、頭皮を傷つけてしまう可能性のある金属製の物は避けて、頭皮にやさしい素材のアイテムを選ぶようにしましょう。


・ストレスはNG
精神的なストレスを感じた時に分泌される「コルチゾール」といったストレスホルモンは、活性酸素を発します。活性酸素は髪の毛の成長にダメージを与えるといわれており、日ごろから、ストレス発散に努めることも大切です。


・頭皮の脂はNG
頭皮が脂で汚れていたり、毛穴に皮脂がつまっていたりすると健康的な毛が育ちません。頭皮の炎症にもつながるので、肌質に合うヘアケア商品で上手に頭皮を清潔に保ちましょう。


・栄養不足はNG
髪を作る栄養素として、たんぱく質、アミノ酸、亜鉛、銅などが挙げられます。抜け毛を防ぐためには、単にこれらを多く摂取すれば良いというわけではありません。体全体の栄養状況が髪にも影響を及ぼす可能性があるので、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。


・紫外線はNG
紫外線を浴びると、活性酸素が発生します。紫外線を浴びた頭皮は老化し、髪が抜けやすい状態になります。外出する時には、通気性の良い帽子やUVカット効果の高い日傘などを使って、紫外線をブロックしましょう。


■ヘアケアのし過ぎが、ダメージヘアの原因?

ヘアケアは大切ですが、過剰にケアするのもまた問題です。


例えば、頭皮環境を整えるためにシャンプーは大事ですが、1日に何度も行うのは逆効果です。頭皮の脂が過度に洗い流される可能性があります。自身の頭皮タイプに合った、適切なシャンプーの頻度を知りましょう。


また、シャンプー後、タオルドライをしてからドライヤーで乾かすと、髪へのダメージが少なくて済みます。しかし、タオルドライ時にゴシゴシと強く乾かすと、髪のキューティクルが傷つきます。乾いたタオルで髪をはさみ、ポンポンとやさしくふき取るようにしましょう。


ドライヤーの使い方にも要注意です。濡れた髪は早く乾かすのがベター。髪ではなく、頭皮を乾かすように意識して丁寧に行いましょう。


■パサパサ髪を改善する手入れの方法

ヘアケアを心がけていても、痛んでパサついた髪のお手入れは、どうすれば良いでしょうか。


まずは、シャンプーの仕方を工夫しましょう。シャンプーを泡立ててから、頭皮をマッサージするように洗うのがおすすめです。シャワーは下から上へ、毛の流れに逆らうようにすると、髪へのダメージが少なくて済みます。


髪の乾かし方にも注意が必要です。濡れた髪は繊細で、長時間放置しないように注意しましょう。また、ドライヤーをかける際は、頭皮や髪を火傷させないよう、吹き出し口から20センチ程度離すことが大切です。


正しいブラッシングで、髪のダメージを防ぐこともできます。ドライヤー後に丁寧にブラッシングをすると、頭皮の皮脂が全体に行き渡り、髪にツヤが生まれます。絡まりやすい毛先からとかし、その後何回かにわけて、頭頂部から毛先までゆっくりとブラッシングをしましょう。




記事初回公開日: 2015年8月13日


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