つむじや頭頂部の薄い女性が改善すべきこととは?

2019年2月13日

目次:

■つむじが気になるのはなぜ? 薄毛でつむじが目立つ理由

■女性必見! つむじが気になる薄毛の原因

■つむじの悩みをケアする薄毛の改善方法とは?

■まとめ



髪のボリュームが少なくなってくると、つむじが目立っているような気がするという女性が多いようです。抜け毛の多さや薄毛にともなって、つむじが気になるというときの原因、改善策について、ご紹介します。女性の薄毛について正しい対策を知って、つむじの悩みから解放されましょう!


■つむじが気になるのはなぜ? 薄毛でつむじが目立つ理由


薄毛といえば男性型脱毛症のように多くの髪の毛が抜け落ちる状態を思い浮かべます。しかし、女性の薄毛で、そこまで髪が抜けるのは稀です。頭頂部を中心に薄くなる場合以外にも、頭部全体の髪が細くなってボリュームが少なくなった状態になることも多いのです。この状態を「びまん性脱毛症」といいます(びまんとは、広がることを意味し、髪の毛全体が薄くなることを指します)。びまん性脱毛症で薄毛になると、毛流の起点となるつむじはもともと地肌が見える状態なので、より目立ってくるようになります。


ポニーテールやおだんごなどのまとめ髪を、常に続けるのも要注意です。まとめ髪など、髪の毛が常に一定の方向に引っ張られ続けることで、その部分の髪が抜ける「牽引性脱毛症」となる心配があります。まとめ髪のまとめる位置によってはつむじ付近がより目立ち、薄毛になったように感じることがあるでしょう。思い当たることがあれば、まとめ髪の位置や普段のヘアスタイルを変えてみましょう。


そのほか、出産後はホルモンバランスの影響で抜け毛が増える方も多いようです。そのため、「つむじが目立つ」という経験をする方もいます。また、栄養が足りていないことで抜け毛が増えることも考えられます。


■女性必見! つむじが気になる薄毛の原因


つむじが気になる薄毛には、「びまん性脱毛症」「牽引性脱毛症」「出産後の抜け毛」などが考えられました。牽引性脱毛症や出産後の抜け毛は、原因がはっきりしているので、ここではびまん性脱毛症の原因を考えてみたいと思います。


  • 加齢による老化

    男性が加齢や遺伝によって薄毛になるように、女性も加齢は薄毛の原因の1つです。実際に女性の薄毛は、30歳くらいから気になり始め、更年期前の40代後半くらいから女性ホルモンのバランスが崩れることも影響し、抜け毛が増えていきます。

  • 生活習慣の乱れやストレス

    生活習慣の乱れも、髪への影響が心配されます。急激なダイエットによる栄養不足、ストレスの多い生活、睡眠不足など思い当ることはありませんか? 髪も体の一部であることを考えると、こうした生活習慣の乱れも抜け毛や髪の毛が細くなる原因と考えられます。

  • 間違ったヘアケアや頭皮ケア

    間違ったお手入れが髪や頭皮に負担をかけてしまうことも。シャンプーの選び方も自分に合っているかどうかを確認するべきです。乾燥気味の頭皮であれば保湿力の高いものを選ぶなど、香りなどの使用感以外のところにも目を配りましょう。シャンプーの後、濡れたままでいるのもNG。頭皮が蒸れて、かゆみやにおいの原因になるなど、頭皮トラブルを招くこともあります。



■つむじの悩みをケアする薄毛の改善方法とは?



女性の薄毛は複雑で、さまざまな原因があることがわかりました。気になるつむじの悩みを解消するためにも、薄毛の改善方法をみてみましょう。


  • 食生活の見直し

    栄養豊富な食事をバランスよく摂る食生活は、すこやかな髪を育みます。特に女性は、栄養素のなかでも鉄分や亜鉛、タンパク質を含む食品が足りなくなる傾向にあります。こうした栄養素は、食事で補うことができます。タンパク質は肉や魚、卵や豆腐に含まれていますし、鉄分はレバーや貝類、ほうれん草、亜鉛は牡蠣や牛肉、うなぎなどに豊富に含まれています。

  • 頭皮マッサージ

    頭皮のマッサージも髪をすこやかに保つのに有用とされています。なぜなら、髪に必要な栄養などは血液によって運ばれるから。頭皮の血流を意識してマッサージをしてみましょう。

  • 規則正しい生活

    早寝早起きをして、規則正しい生活を送り、体調を整えると、髪の発育にもよい影響を及ぼすとされています。髪も体の一部と考えると当然のこと。そのほか、たっぷりと睡眠を取り、ストレスをうまく解消することも大切です。

  • 通院による治療

    薄毛治療というと男性のものというイメージがありますが、最近は女性の薄毛治療もあります。治療方法としては、ミノキシジル入りの育毛剤による外用治療がメインになります。ミノキシジルはこれまでに多くの臨床試験が行われ、治療効果があるといわれているからです。薄毛研究は進んできているので、通院も選択肢の1つです。

  • 育毛剤を使う

    「ミノキシジル」を使った女性向け育毛剤は、病院以外の薬局、ドラッグストアでも販売されています。それ以外にも現在は多くの種類の育毛剤が流通していますので、それらを使用してみる方法もあります。育毛剤を使用する場合は、合わないと思った場合以外は、3か月〜6か月は毎日続けてみるのがおすすめです。

  • ヘアスタイルを変える

    つむじ付近で髪をきつくまとめるヘアスタイルにしている人は、まとめ髪の位置を下げて、ダウンスタイルにするなどしてみると改善が見られるかもしれません。ヘアスタイルをいろいろ楽しみながら、ケアしてみましょう。



■まとめ


女性でつむじが気になるのは、頭頂部全体のボリュームが減ったことによるものや、頭頂部での髪の縛りぐせによるものなどが考えられます。頭頂部全体のボリュームが減ってくるのは、女性に多い「びまん性脱毛症」という状態で、加齢や生活習慣の乱れ、ストレス、間違った頭髪のお手入れが原因として考えられています。つむじの悩みを解消するためには、体調を整えるライフスタイルを送り、それでも気になる場合は通院や育毛剤の使用も選択肢の1つといえます。




記事初回公開日: 2019年2月13日

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