男性が髪を太くする方法はある?細くなった髪の対策法6選を徹底解説

2023年12月20日

目次:

1.男性が太い髪を目指すために知っておきたいこと

 1.1 髪の太さの平均

 1.2 細い髪・太い髪の特徴

 1.3 遺伝や加齢との関係

2.男性の髪が細くなる4つの原因

 2.1 栄養が偏っている

 2.2 生活習慣が乱れている

 2.3 頭皮のケアを怠っている

 2.4 ストレスがかかっている

3.細くなった男性の髪をもとの太さに戻すことが期待される方法6選

 3.1 食生活を改善する

 3.2 生活習慣を改善する

 3.3 男性用のシャンプーを使用する

 3.4 頭皮のマッサージをする

 3.5 育毛剤を使用する

 3.6 毛髪のプロに相談する

4.男性が髪をもとの太さに戻すことが期待される方法を試す際の注意点

 4.1 無理をしない範囲で実行する

 4.2 即効性があるわけではない

5.細くなった男性の髪をもとの太さに戻すことが期待される方法を実践してみよう




「最近髪のセットが決まらない、昔と比べてボリュームがなくなってきた…」「薄毛の治療をしているけど改善しない…」などと悩んでいませんか?そのお悩み、髪が細くなってきている危険信号かもしれません。今回は髪が細くなる原因から、太くするための改善策まで徹底解説していきます。


1. 男性が太い髪を目指すために知っておきたいこと

友人や家族と、生まれつきの髪の太さや、遺伝と薄毛の関係についての話をした経験のある方は多いのではないでしょうか。世間には髪に関するさまざまな説が流布していますので、勘違いしていると正しいヘアケアができない可能性があります。
そこで、髪を太くする方法について知る前に、まずは髪の平均的な太さや細い髪・太い髪の特徴、さらに遺伝や加齢と髪の太さの関係について正しい情報を知っておきましょう。


1.1 髪の太さの平均

日本人の髪の太さは、平均で0.07mm~0.08mmと言われています。髪の毛の太さには個人差があり、生えている部分によっても太さが異なるため、細い毛では0.05mm、太い毛だと0.15mm程度です。(※)


※【出典】公益社団法人日本毛髪科学協会:毛髪・ヘアケアの基礎知識(2014),p18


1.2 細い髪・太い髪の特徴

細い髪は、髪質が柔らかくボリュームが少ない・パーマなどのクセがつきやすいなどの特徴があります。また、同じ本数でも太い髪と比べると、地肌が見えやすい傾向にあります。

一方太い髪は、ハリ・コシがあり、しなやかでクセもつきにくいのが特徴です。ボリュームが多いので、広がりやすくごわついた印象になりやすいです。


細い髪 太い髪
硬さ 柔らかい ハリ・コシがある
ボリューム 少ない 多い
クセ つきやすい つきにくい
その他 地肌が見えやすい 広がりやすい

このように、1本1本が太くボリュームのある髪の毛になれば、髪の毛が多く若々しく見えるため、太い毛をしっかりと育てたいところですよね。


1.3 遺伝や加齢との関係

髪の太さは、遺伝的に決まると言われています。生えている場所や年齢によっても個人差がありますが、一般的には20代をピークに徐々に細くなる傾向です。そのため、髪の毛を太くしたくても限界がある場合もあります。
しかし、遺伝に限らず生活習慣や食生活などの普段の行動で髪を細くしてしまっている可能性もあります。次の原因に心当たりがある人は要注意です。


2. 男性の髪が細くなる4つの原因

髪が細くなる主な原因としてポイントとなるのが「ヘアサイクルの乱れ」です。

毛髪には「成長期」「退行期」「休止期」からなるヘアサイクルがあります。このヘアサイクルが乱れると髪が十分に太い毛に成長できず、脱毛につながることもあります。

実は、ヘアサイクルは普段の行動と密接に関係しています。日々の行動の積み重ねが、知らないうちにヘアサイクルを乱しているかもしれません。ここでは、ヘアサイクルが乱れる原因を4つ説明します。


2.1 栄養が偏っている

髪の悩みの原因として意外と見落とされがちな点が栄養不足です。髪の成長には多くの栄養素が必要で、バランスの良い食事は欠かせません。また、栄養バランスが意識できていても、1日の食事の回数や時間がバラバラだと、栄養吸収効率が落ちるため、効果的ではありません。


2.2 生活習慣が乱れている

運動不足や睡眠不足など、生活習慣の乱れも髪の成長の妨げになってしまいます。

私たちが食事によって得たエネルギーの大半は、血液に乗って全身に運ばれます。しかし、運動不足で筋肉が凝り固まり、血行不良になれば十分な栄養が頭皮にも届けられなくなります。特に頭皮はポンプの役割をする心臓から遠い頭のてっぺんにあるため、血行不良の影響を受けやすい部分だと言われています。



また、睡眠不足になると、深い眠りについたときに多く分泌される成長ホルモンが減少し、毛髪の形成に必要なタンパク質が十分に合成されなくなる恐れがあります。毎日の積み重ねで育毛のチャンスを逃してしまうのはもったいないですね。


2.3 頭皮のケアを怠っている

株式会社ポーラ・オルビス ホールディングスの調査によると、男性は女性の約3倍の量の皮脂を分泌していることが分かっています。(※)毎日のシャンプー等で皮脂汚れのすすぎ残しがあり、それらが毛穴に詰まってしまうと正常なヘアサイクルの進行を妨げてしまう可能性があります。


※出典:株式会社ポーラ・オルビス ホールディングス:ポーラ化成が男性の肌を徹底調査(2009)


2.4 ストレスがかかっている

仕事や生活でストレスが溜まると、自律神経の乱れによって細胞分裂や血流が悪くなり、毛髪の成長が妨げられます。また、ホルモンバランスの乱れにより、男性ホルモンが過剰に分泌され、皮脂が詰まりやすくなることもあります。

ストレスは髪だけでなく心身に悪影響を及ぼすため、できるだけ早く発散したりうまく付き合っていく方法を見つけたりするのが必要です。



3. 細くなった男性の髪をもとの太さに戻すことが期待される方法6選

それでは、細くなった髪は太くなるのでしょうか。生まれつきの太さ以上に太くするのは難しいですが、ヘアサイクルを整えることで、徐々にもとの太さに戻っていくことが期待できます。髪を太くするためには、身近な食生活や生活習慣、ヘアケアなどを見直す必要があります。詳しく6つ紹介しますので、日常生活に取り入れやすそうな項目から始めてみてください。


3.1 食生活を改善する



上述の通り、栄養不足は髪や頭皮環境に悪影響を与えてしまいます。次のような髪に良い食べ物を意識して摂取するようにしましょう。


■タンパク質
タンパク質は髪の主成分であるケラチンのもとになる、上質なアミノ酸を含んでいます。 (例:肉、魚、卵、大豆製品、牛乳、乳製品、牡蠣など)
また、同じタンパク質を含む食べ物でも、メインディッシュは肉よりも脂肪分の少ない魚が望ましいとされています。カルシウムも髪に有効な栄養素のひとつなので、同時に摂取できる魚がおすすめです。


■ビタミン
ビタミンには頭皮環境を作る働きがあると言われています。頭皮環境は髪の毛を育てるにはとても大事な要素です。
例えば、ビタミンB2やビタミンB6には代謝を活性化させる作用があり、毛母細胞の細胞分裂を活発にします。他にも、ビタミンEは血管を拡張する働きがあり、頭皮の血流を正常化させ、発毛を促進する作用があると言われています。


ビタミンB2が含まれる食べ物 レバー、青魚、卵、大豆、乳製品、ウナギなど
ビタミンB6が含まれる食べ物 肉、サケ、マグロ、ナッツなど
ビタミンEが含まれる食べ物 魚介類、ごま、マーガリン、マヨネーズなどの植物脂
ビタミCが含まれる食べ物 レモンやキウイなどのフルーツなど

それぞれの栄養素の組み合わせを意識することは、髪の毛を育てる頭皮環境を整えることにつながりますので、普段から心掛けましょう。


■ミネラル(特に亜鉛)
亜鉛は、毛髪の主成分であるケラチンを合成する機能があり、三大栄養素の中でも不足しがちな栄養素と言われています。(例:牡蠣、レバー、魚介類、肉、チーズ、アーモンドなど)
チーズやアーモンドはおやつにも取り入れやすくおすすめです。
逆にあまりおすすめできない食べ物や亜鉛摂取の注意点については、次の記事をご覧ください。



3.2 生活習慣を改善する



髪に十分な栄養を運ぶためには、全身の血行を良くする必要があります。その土台となるのが新陳代謝と心肺機能です。日常生活で歩く機会を意図的に増やし、スキマ時間を見つけては有酸素運動を行うようにしましょう。軽いストレッチから始めてみるなど、毎日取り入れられそうなことからチャレンジしてはいかがでしょうか。


また、髪の成長や新陳代謝に必要な成長ホルモンは、22時~翌2時に最も分泌量が上昇するため、この4時間の間に上質な睡眠を取れると、成長ホルモンが最大限に分泌されるといわれています。とはいえ、現代においては22時に就寝するのは難しい方も多いと思いますので、就寝時間を一定にするなど、少しずつ心がけていくことが重要です。


3.3 男性用のシャンプーを使用する

あなたは普段、男性用のシャンプーを使用していますか?女性用や男女兼用のシャンプーだと、洗浄力が低く皮脂汚れが十分に落ちていないかもしれません。男性用のスカルプシャンプーなら、髪や頭皮をいたわりつつ洗浄力が高いものや頭皮環境を整える目的の成分が含まれたものが売られています。
アデランスでも、男性用のスカルプケアシャンプーを取り揃えていますので、ぜひお試しください。


3.4 頭皮のマッサージをする

頭皮マッサージをすると副交感神経が優位になり、血行が促進されることで新陳代謝を上げると言われています。また、ストレス解消法としてもおすすめです。マッサージによるストレス状態の変化を調べた研究では、3分間の短いマッサージでも、副交感神経の活性化によるストレスの軽減効果がある(※)と考えられています。


※出典:タカラベルモント株式会社:「ヘッドスパ」における頭皮マッサージ基本手技が心身に及ぼす影響(2018)


普段忙しくて時間が割けない方も、シャンプー中や寝る前のリラックスタイムに行えば、ストレス解消につながるでしょう。
具体的なマッサージ方法についてはこちらもご覧ください。



3.5 育毛剤を使用する



育毛剤は、髪の毛が育つ環境を整えるためのものです。頭皮を清浄にする成分や保湿成分などが含まれており、髪の毛が健康に育つための土台作りをサポートします。また、脱毛の防止や育毛の有効性が認められた「有効成分」が一定量配合されているので薄毛対策にも使用できます。さまざまな種類があるので、成分や使いやすさ、使い続けられる価格かどうかなどを確認して、自分に合ったものを探しましょう。
ちなみに、育毛剤と混同されやすいものに発毛剤があります。発毛には、髪の毛を作り出す「毛包」へ血液と栄養を行き渡らせることが効果的と考えられているため、多くの発毛剤にはミノキシジルなど、頭皮の血行を促す成分が含まれています。


育毛剤と発毛剤の詳しい違いや、効果的な選び方についてはこちらの記事で紹介しています。



3.6 毛髪のプロに相談する

ここまで、細くなった男性の髪をもとの太さに戻すことが期待されるさまざまな方法を紹介しましたが、自分に合った適切な方法で髪を太くしたい方は、プロへの相談がおすすめです。
アデランスでは、毛髪診断士®による無料のヘアリサーチや、髪のハリ・コシを高めてボリュームアップを図る(※)ヘアケアサービス「ヘアシーダ」もご用意しています。興味のある方は是非お試しください。

※天然成分「セリシン」が毛髪の隙間を埋めて補強することによる





4. 男性が髪をもとの太さに戻すことが期待される方法を試す際の注意点

細くなった男性の髪をもとの太さに戻すことが期待される方法をここまで6つ紹介しましたが、あれこれ一気に試そうとしていませんか?無理をするとストレスがかかり逆効果となりますので、注意が必要です。また、短期間しか試さないですぐに諦めてしまうと、せっかくヘアサイクルが改善され始めたのに効果を実感しないで終わってしまうなんてことになるかもしれません。気長に少しずつ、長期的に継続することこそが髪を太くする近道ですので、次の説明のように、自分のペースで焦らずに取り組んでいきましょう。


4.1 無理をしない範囲で実行する

あれこれ試そうと無理をしてしまうと、それが負担になり逆にストレスにつながってしまうかもしれません。ストレスは上述の通り、髪が細くなる一因となってしまいますので、一気に全て試そうとせず、自分が気軽に取り入れられるものから実行してみましょう。「今日はエレベーターではなく階段を使ってみよう」「いつものスナック菓子をアーモンドに置き換えしてみよう」など、小さなことから無理なく意識して行うのがおすすめです。


4.2 即効性があるわけではない

今回紹介した方法は、どれも即効性がある方法ではありません。「本当に髪が太くなるのか?」と途中で不安になるかもしれませんが、筋トレやダイエットと同じように、長期間気長に続け、少しずつ髪の変化を感じていくことがポイントです。
髪に良い食べ物や生活習慣を改善する内側のケアと、男性用のシャンプーや頭皮マッサージ、育毛剤を取り入れる外側からのケアの両方から髪にアプローチし、髪の健康状態を整えていきましょう。


5.細くなった男性の髪をもとの太さに戻すことが期待される方法を実践してみよう

ヘアケアは毎日コツコツと諦めずに継続するのが大切です。まずは今日できることから気軽に始めてみましょう。


色々試したけど効果がなかった、でも店舗まで行くのはちょっと・・・と感じる方には、アデランスのオンライン相談がおすすめです。自宅で資料や商品を見ながら、お悩みに合わせて毛髪診断士®の詳しい説明を聞くことができます。是非この機会に自分に合ったヘアケア方法を見つけてみてはいかがでしょうか。





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