食生活と髪の関係 ひとり暮らしは薄毛のもと?

2019年7月31日

健康な体をつくるためには、栄養バランスの良い食事をとることが大切ですが、ひとり暮らしをしていると、自炊の回数は少なくなりがちです。髪も体の一部。体に悪いことは髪にとっても良くないのです。

栄養バランスの良い食事

あなたがもし体の健康を維持しようと思ったら、どんな生活を心がけますか?早寝早起きをして栄養バランスのいい食事を規則正しくとり、適度な運動をして、飲酒や喫煙は控える。多くの人がこんな模範的な回答をするでしょう。


何が体に良いか、何が体に悪いのか、誰もが頭の中では分かっているのです。でも実際にそれを実行するのは、ほとんどの人にとって大変な努力が必要です。自己管理というほど厳しいものでなくても、ある程度自分で自分をセーブすることができなければ、とても健康な生活は送れません。もちろん家族の協力や、周囲であれこれと叱咤激励してくれる人の存在も大切でしょう。


その対極にある不健康な生活を浮かべた時、イメージにいちばんピッタリくるのが、男性のひとり暮らしです。


うるさいことをいう人が誰も居ないので、タバコも酒も飲み吸いし放題。食事はコンビニ弁当やファストフード、カップ麺で適当に済ませ、早起きの必要のない人なら、夜中まで遊んで昼ごろ起きるという生活。もちろん、みんながみんなそういう生活をしているわけではありませんし、女性でもだらしない人がいれば、男性でもきちんとした人もいるでしょう。でも男性のひとり暮らしの場合、こういうパターンに陥りやすいのではないでしょうか。


不規則な生活は、体の健康を害するもとになるだけではなく、髪の健康も損なうことになりかねません。髪も体の一部。体に悪いことは髪にとっても良くないのです。


もっとも問題なのは食生活。体を作る栄養源となる食べ物は、言うまでもなく髪にとっても大切です。しかも髪は体の末端の部分にあり、栄養素はデリケートな毛細血管によって運ばれます。だから栄養が不足したり偏ったりしたときに、髪は真っ先に影響を受けやすいとも言えるのです。


体質を除いた抜け毛の原因ベスト3が、食生活、ストレス、間違ったヘアケアにあると言われるのもそのため。食生活は髪の健康を握る、重要なファクターなのです。


どんな食べ物が体に良くて、何が体に悪いのかは後の項目で詳しく述べるとして、食生活を考える時に一番大切なのは、まずバランスよく食べること。健康を維持するための食生活のプランとして、栄養学の分野では1日30品目という目安がありますが、髪にとってもこのプランは有効です。厳密に30種類の食品をとるのは難しいかもしれませんが、それぐらい多くの種類のものを食べるつもりでいて、ちょうどバランスがとれるのだということを頭に入れておいてください。


といっても、男性のひとり暮らしの場合、毎食自炊するのは現実的にとても難しいでしょう。外食や出来合いの食品に頼ることも多いと思いますが、ちょっとした心がけ次第で、バランスよく栄養を摂取することは可能です。


まず基本的な注意事項を挙げてみましょう。


  • 単品、どんぶりものはなるべく避けて、定食のように食品の種類が多いものにする。
  • 野菜を多く、肉は適度にとることを心掛ける。
  • 出来合いの弁当を買うなら、彩りが豊かなものを。
  • 何か足りないと思ったら、野菜を使った惣菜を一品プラスする。

細かいことを言えばキリがないのですが、とりあえずこの4点を押さえるだけでも食生活はかなり改善されるはず。自由を謳歌するのと引き換えに髪を失うなんてことがないように。特にひとり暮らしの人、十分気を付けてくださいね。




初回記事公開日 : 2015年7月10日

おすすめ記事