あなたの頭皮は脂性肌?乾性肌?自分に合ったシャンプーの選び方

2020年2月21日


あなたは、どんなシャンプーを使っていますか?洗い上がりの感触や香り、価格など、シャンプーの選び方はさまざまですが、髪の健康を考えれば、安全なシャンプーを選ぶことが最も大切です。また、目的に応じて、日常的に使うものとダメージケア用のシャンプーを使い分けると、より健康的な髪が保てるでしょう。



シャンプー選びが、ヘアケアのキモ!

■ヘアケアの基本。シャンプーの役割とは?


シャンプーは髪を洗うのではなく、頭皮を洗うことが本来の目的です。頭皮は新陳代謝と皮脂分泌が活発なため、頭皮を清潔に保つことがヘアケアで最も大事なことです。自分の頭皮が脂性肌か乾性肌かを知り、自分に合うシャンプーを選ぶことから始まります。ちなみに、シャンプーが自分の頭皮に合っているかは、洗髪後、頭皮が乾燥せず、ベタつきもないニュートラルな状態かどうかで判断してください。


■3つに分類!自分に合うシャンプーの選び方


シャンプーは、アミノ酸系、高級アルコール系、石けん系の3種類に分類されます。


アミノ酸系シャンプーは、アミノ酸から作られた合成界面活性剤を使用しており、洗浄力はやや弱めですが、頭皮への負担が少ないシャンプーです。頭皮が乾燥気味で、皮膚にトラブルのある方に向いているでしょう。


高級アルコ−ル系シャンプーは、市販のシャンプーの中で最も多いタイプです。鉱物油や動植物油脂が原料の合成界面活性剤を使っているので、頭皮に成分が残留するとトラブルの原因になります。洗浄力が高いのでオイリータイプの方から支持されていますが、頭皮にシャンプー成分が残らないよう、しっかりとすすぐことをおすすめします。


最後の石けん系は、天然成分を原料としているため、環境に優しいシャンプーです。頭皮への刺激も少なく洗浄力も高いものですが、洗った後の髪のパサつきやキシみは否めません。ロングヘアの方には、不向きといえるでしょう。


日常ケア用には、頭皮への負担が少ないアミノ酸系シャンプーや石けん系のシャンプーを使用することもひとつの手です。しかし、頭皮や髪の健康を常に意識していても、体調不良や強い紫外線、エアコンよる乾燥などのトラブルが要因で、髪はダメージを受けてしまうものです。髪に元気がないと感じたときは、ダメージケア用のシャンプーを使いましょう。


さらに、地肌だけでなく、髪質に合ったシャンプー選びも忘れてはいけません。ボリュームが出やすい乾燥髪の方は、保湿性の高い植物系オイルなどを配合したシャンプーを、コシがなく柔らかい髪質の方はノンシリコンシャンプーなどをチョイスしましょう。シリコンシャンプーは、シリコンが髪の表面を油分で覆うため髪全体のまとまりが良くなる反面、ボリュームダウンしてしまいます。


■シャンプーを使う際の注意点とは?



シャンプーは、地肌や髪をケアする成分だけでなく、水と油を乳化させたものや、泡立ちを良くするためにさまざまな成分が使われています。「無添加」「植物由来」「ノンシリコン」など、安全性をうたった信頼のおけるシャンプーを選ぶのが理想的ですが、合成界面活性剤すべてが“悪”とは限りません。


非イオン界面活性剤(ノニオン)は、食品添加物に使用されるほど安全性の高いものです。合成界面活性剤も、配合分量や種類により害が少ない場合があるので、正しい“見る目”を養うことも大切です。


シャンプー選びは、自分の頭皮と髪質のタイプを知ることから始まります。日頃より頭皮と髪質に合った安全性の高いシャンプーを使用し、髪にダメージを感じたらスカルプシャンプーで集中ケアをしましょう。また、使用するシャンプーは、信頼のおけるメーカーや髪の専門家が開発したシャンプーを選びたいものです。





記事初回公開日: 2015年8月25日

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