「食生活や通院で改善可能?」知っておきたい薄毛対策 ~その2 育毛剤とは~

2017年1月6日

■さまざまな種類がある「育毛剤」「発毛剤」とは?


前回は「育毛」の概要についてご説明しました。次は、育毛にはどのような方法があるのかを見てみましょう。


主なものとしては、育毛剤や医療機関での発毛治療、食事での改善があります。なかでも育毛と聞いて思い浮かぶのは、「育毛剤」「発毛剤」という言葉ではないでしょうか。


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「育毛剤」と「発毛剤」とは別のもののように感じますが、実はこの二つの言葉には明確な区分はなく、同義とされています。育毛剤には頭皮につけるタイプ(外用)のものと飲むタイプ(内服)のものがあります。


まず、頭皮につけるタイプの外用育毛剤についてみていきましょう。外用育毛剤は大きく医薬品と医薬部外品に分類されます。


医薬品の外用育毛剤の代表的な商品は、ミノキジルという成分が含まれたものです。ミノキジルという成分は血管を拡張する作用があり、もともとは高血圧の治療で血管拡張剤として使用されていましたが、副作用で「毛が濃くなった」と報告を受け、研究を重ねた結果、高い発毛効果が認められたため、外用育毛剤として利用されるようになりました。


ミノキジルを頭皮に塗布することによって、頭皮の血管が拡張され、血行が良くなり、頭皮環境の改善が見込まれることや、細胞の活動に必要な一部の成長因子(グロースファクター)に働きかけることで髪の成長につながると言われています。


ミノキジルは第1種医薬品指定をされているため、薬剤師のいる薬局やドラッグストア、あるいは病院で入手する必要があります。また、医薬品であるため、副作用を懸念することもあります。ミノキジルの副作用としては主に頭皮のかゆみや低血圧とされていますが、まれに男性ホルモンの分泌が活発になることで、毛が硬くなる多毛症や性欲の減退などが報告されています。


また、治療薬として飲むタイプの内服育毛剤については、現在 フィナステリドやデュタステリドという成分が配合された医薬品が処方されています。


フィナステリドやデュタステリドは市販薬ではないため、皮膚科や内科、形成外科など医師の診察のうえ、処方箋が必要になります。これらはもともと前立腺肥大の治療薬として利用されていたもので、男性ホルモンに影響を与える体内の酵素を制御して脱毛を抑制します。医療機関によってはこれらの内服と合わせて外用の育毛剤との併用を推奨することもあります。


以上は医薬品として提供されているものですが、医薬部外品として流通している育毛剤も数多くあり、それらは入手しやすく手軽に試せるのが大きな特徴です。


効果はそれぞれの配合成分によって異なるため、専門のサービス提供会社などでカウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。


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育毛と言えば、これまでは育毛剤や毛髪サービス提供会社による対応が一般的でしたが、2005年に発売された医薬品育毛剤により、病院などの医療機関まで選択肢が広がりました。


ただし、医療機関での薄毛治療が保険対象外の自由診療となった場合は、費用がかさむ事もあります。専門の医療機関では、診断のほか、ヘッドスパや針治療、低周波治療器といった治療や生活習慣のカウンセリングなど多岐にわたります。


次回は、「食生活」についてお話します。



>> ●その3 食生活で改善!誰でもできる育毛対策!

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