アデランスが教える「発毛促進のための5つの方法」

2018年1月25日

目次:

■発毛を促す頭皮と髪のための生活習慣は?

■発毛促進に関連するツボを確認しよう

■髪と頭皮のためのマッサージの方法とは?

■発毛を促す育毛剤の種類・成分・選び方について

■病院で行われている発毛治療とはどんなもの?



30代になると仕事の忙しさにも拍車がかかり、プライベートに割ける時間が減ってしまいます。残業や同僚との飲み会で帰宅が遅くなり、外食も増えることで生活習慣の乱れを自覚している人も多いのではないでしょうか?


日頃の不摂生がたたり、気がつかないうちに、抜け毛や薄毛が進行しているかもしれません。抜け毛や薄毛は男性にとって大きな悩みの種です。抜け毛を改善し、発毛を促すことができるのでしょうか? ここでは知っておいて損はない、薄くなった頭髪の発毛促進方法について、解説・ご紹介していきましょう。



アデランスが教える「発毛促進のための5つの方法」


■発毛を促す頭皮と髪のための生活習慣は?




抜け毛や薄毛が気になり、発毛を促す方法を考えるのであれば、まずは生活習慣を見直すことが肝心です。毛根が本来あるべき活動を維持するためには、血液によって運ばれる栄養を充分に得ることが必要とされるからです。そのため、発毛を促すためには栄養が豊富な食事を毎日きちんと摂ることが大切となります。


食事を摂る際には、栄養バランスの良い食べ物を摂ることが大切ですが、積極的に摂取したい栄養素がいくつかあります。まずはたんぱく質を毛髪に変化させると言われる「亜鉛」です。髪は主にたんぱく質からできていることが知られていますが、だからと言ってたんぱく質だけを闇雲に摂っていても意味がありません。発毛を促すためには「亜鉛」も合わせて摂取することが必要とされています。


亜鉛が含まれている食材の代表的なものとして、ピーナッツやアーモンドといったナッツ類が挙げられます。おやつに甘いものを食べている人は、それをナッツ類に変えてみるだけでも、発毛促進の効果が期待できるのでお勧めです。ただし、ナッツ類は脂肪分も豊富なため、カロリーが気になる方はほどほどが良いかもしれません。


ほかにも、亜鉛を含むことで知られる食材があります。海のミルクと呼ばれる牡蠣(カキ)がその筆頭です。亜鉛をだけではなく鉄分も豊富なレバーや、その他、乳製品のチーズ、卵黄、納豆や海苔、うなぎ、もも肉、ホタテ、そば粉、干しエビといった食材にも亜鉛が含まれています。


また注意すべきは亜鉛の摂取の仕方です。いくら発毛促進の効果が期待できると言っても、食べ過ぎは逆効果です。栄養が偏ってしまい、バランスも崩してしまいます。1日3食という食事の中で、きちんと食材やその他の栄養素なども意識しながら、亜鉛を摂取するようにしましょう。


食生活の改善に加え、睡眠環境の見直しも発毛促進に重要なポイントです。残業で就寝時間が遅くなってしまうのは避けられないことかもしれません。しかし、早く帰宅したとしても、深夜までスマートフォンやパソコンを使用しているなど、夜更かしをしてしまう人がいます。質の良い睡眠を取ることは、髪だけでなく体調を維持するためにも、心掛けたい生活習慣のひとつだと言えます。



■発毛促進に関連するツボを確認しよう




続いては、髪の成長に良いとされるツボについてです。頭には、髪の成長に役立つといわれるツボが複数存在します。今回はその中から、特に有名なツボを紹介します。まずは、頭の頂点に存在する「百会」というツボです。頭の頂点に存在するため、ツボに詳しくない人でも見つけやすく、押しやすいツボだと言えます。


次に、百会から指一本分左右にずれたところに「通天」というツボがあります。「通天」を押す際には、両手で押すと効果的です。「天柱」というツボも、発毛促進に効果的だと言われています。天柱は首の根元、うなじ部位にあるツボで、押す際には両手の親指を使って、やや斜め上に押すと良いでしょう。天柱のやや斜め上にある「風池」というツボは、毛髪だけではなく頭の血流を良くするとされ、リラクゼーション効果も期待できる有名なツボです。


頭以外にも髪に良いとされるツボはあります。デコルテ、鎖骨部分にある「中府」というツボです。手のひら人差し指の根元にある「合谷」と手首部分の「陽池」も、簡単に押すことのでき、髪の成長に有用なツボとして、覚えておくと良いでしょう。


■髪と頭皮のためのマッサージの方法とは?




生活習慣の改善、そしてツボに続いてご紹介するのが、マッサージです。マッサージと育毛剤の使用を組み合わせると、とくに発毛を促す効果が期待できると考えられています。ヘッドマッサージとも呼ばれる手法ですが、大切なのは頭の血流を良くし、毛根にしっかりと栄養が届くようにすることです。


ヘッドマッサージは行うタイミングも重要です。お勧めなのは、夜の入浴中または入浴後と朝のヘアセット前です。
夜の入浴では、お風呂の蒸気によって頭の毛穴が開いている状態になります。このタイミングで行うマッサージでは頭の皮膚が柔らかく体の血流も非常に良好なので、リラクゼーション効果が期待できるマッサージを行うことをお勧めします。


例えば「プレッシャー」という、頭に圧を与えるマッサージ法がありますが、これはじんわりと圧を感じる程度に両手のひらを使って両側から頭全体を包み、じっくりと圧をかけるようにして行います。


そして入浴後は頭がとくに清潔に保たれている状態にあります。育毛剤などを使用するにも絶好のタイミングで、より育毛剤が浸透するようなマッサージを行うのがお勧めです。例えばプレッシャーにやや指を立てたタッピングを加えたマッサージなどが良いでしょう。圧は軽めで構いません。しっかりと時間をかけながら、丁寧に行っていくのがポイントとなります。


最後に朝のヘアセットの前では、入浴後に使用した育毛剤などを使用し、同時に「タッピング」と言うマッサージを行うと血行が促進されます。タッピングは両手の指を頭皮に向けて、軽く叩いていくような感覚で行うマッサージ法で、指を立てて弾くようにするのがポイントです。


■発毛を促す育毛剤の種類・成分・選び方について




育毛剤には多くの種類があります。飲み薬として医療機関で処方されるものもあれば、医薬部外品としてドラッグストアなどで気軽に購入できるものもあります。また、CMなどでよく見かけるスカルプケアを謳ったシャンプーは人気が高く、育毛剤と合わせての使用を検討する方も少なくないでしょう。それぞれ多くの商品が存在し、何を選べば良いか、迷ってしまうかもしれません。目安としてそれらの商品に含まれている成分に着目しましょう。


育毛剤の成分として有名なものには、「ミノキシジル」と「フィナステリド」があります。どちらも医薬品の配合成分ですが、違いはミノキシジルが外部からの効果を期待する成分であるのに対して、フィナステリドは内服(飲用)によって効果を期待するといった点にあります。どちらももともと病気患者のために開発されたものでしたが、発毛にも効果があることがわかり、医薬品としての育毛剤に利用されるようになりました。この「ミノキシジル」と「フィナステリド」が配合されているものを選ぶのも一つの手段です。ただし、フィナステリドは皮膚科等の医師の診察を受けたうえで処方箋を得ることが必要です。


育毛剤を選ぶ際のもうひとつのポイントは「自分はどんな理由で脱毛や薄毛に至っているのか」を把握することです。例えば遺伝による薄毛と考えられるものなのか、それとも一時的なストレスによってできた脱毛を克服したいのか、目的を明確にする必要があります。加えて、自分の体質を知ることも必要です。例えばアレルギーを持っている人は、事前にパッチテストを行うことも大切です。


最近はインターネットなどでも、気軽に育毛剤を購入できるようになりました。本来は専門家による診察やカウンセリングを受けたうえで適切なものを選択するべきといえますが、やむを得ずインターネットで選ぶ際には、購入欄などに設けられた口コミから、自分の症状に似た人を探して、コメントを参考にしてみると良いかもしれません。

また、育毛剤は決して安いものではないこともあらかじめ認識しておきましょう。発毛促進の効果を実感するためには少なくとも3カ月、あるいは半年から一年間は継続して利用することが必要となってきます。長期的に利用すると、それだけ費用もかさみます。予算を考慮しながら金額で選ぶことも、大切なポイントとなってきます。


効果を実感するまでに必要な期間は、一般的に早い人で3ヶ月から半年程度、長期的に見て一年が目安です。すぐに効果を実感できることは少なく、頭皮への触り心地からだんだんと変化が現れていき、抜け毛が減ったり、周りの人にも徐々に気付かれることで、効果を実感するようになるケースが多いようです。


しかし男性型をはじめとする脱毛は、何もしなければ抜け毛がどんどん進行していくことが知られています。育毛剤などをある程度の期間使用して、期待していたほどの回復が見られなかったとしても、使用開始から髪の状況が変わっていなければ、脱毛を食い止めたという効果があったと考えてよいといえます。


■病院で行われている発毛治療とはどんなもの?




育毛剤を使ってセルフケアするのも手軽で良いですが、最近は病院や専門のクリニックでも発毛治療を行っています。しかし、まだまだ実態が十分に知られているとは言えません。いったいどのような治療が行われているのかと、不安に感じる人もいるかもしれません。


病院では基本的に抜け毛の進行状況や家族歴(遺伝傾向)など、現状得られる様々な情報から脱毛の要因を特定します。施設によっては採血を行い、それによる血液検査をもとにして患者に合った発毛治療を行うこともあります。最も多いのは飲み薬を処方、あるいは外用の育毛剤の使用を推奨することで、一部では髪の成長に必要とされる各種成分を組み合わせて頭皮に注射を行う治療法も存在します。

また、発毛外来では、より詳しい検査をもとにした治療や、個人に合った専門的処方を行うこともあります。「どうやっても自分だけでは薄毛を改善できなかった」「早期的に発毛治療に取り掛かりたいと思っている」という人にとっては、心強い場所と言えるのではないでしょうか。


ただ費用については注意が必要です。医療機関での毛髪治療は保険が効かないため、すべてが個人での支払いになります。そのため、金額としては1万円前後から3.5万円程度とやや高額となります。また治療のために定期的に通うことが必要になるケースも多く、あらかじめホームページなどで確認しておくとよいかもしれません。一般的には処方箋による内服薬での治療が割安で、注射などの治療の方が金額も高くなると考えておけば良いでしょう。



このように一概に発毛を促進させる方法といっても、その手法はさまざまです。予算や体質を考慮しながら、ひとつだけではなく、いくつかの方法を組み合わせることで、より効果が高まることもあります。自己流に限界や不安を感じたら、一度、病院や専門のサロンを訪れ、専門家の意見を聞いてみるのも良いでしょう。


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