女性にもM字脱毛はあるの?その原因と対策

2018年7月26日


おでこの剃りこみ部分が脱毛した状態は、「M字脱毛」「M字型脱毛」などと呼ばれています。脱毛のパターンはいくつかありますが、女性がM字脱毛になることはあるのでしょうか? 原因と対策もまじえて探ってみました。


目次:

■女性でもなりうる? M字脱毛の特徴とチェック方法

■M字脱毛の原因とは

■対策できることは? M字脱毛の解消方法



女性にもM字脱毛はあるの?その原因と対策

■女性でもなりうる? M字脱毛の特徴とチェック方法


M字脱毛とは、おでこの剃りこみ部分が脱毛し、そこから薄毛が進行していく状態をさします。M字脱毛は、女性でもなりうるのでしょうか? そもそも、薄毛になるメカニズムは、男性と女性では異なると考えられています。薄毛になる男性の多くは、「男性型脱毛症」です。男性ホルモンの影響を受けて、前頭部や頭頂部の地肌が目立つようになって、生え際が後退したり、M字脱毛になったり、頭頂部の髪が抜け落ちたりします。


一方、女性の薄毛は、髪の毛がすっかり抜け落ちることは少なく、髪の毛のボリュームが少なくなって、頭頂部が薄くなる「びまん性脱毛症」になることが多くなっています。そのため、女性が男性ホルモンの影響を受けてM字脱毛になるのは珍しく、ホルモン以外のストレスやライフスタイル、おでこの形や髪のしばりグセなどの影響があると考えられます。


M字脱毛かどうかをチェックするには、鏡を用意して、剃りこみ部分のおでこの広さをチェックしてください。眉を上げておでこにシワをよせてシワが寄った一番上までがおでこで、シワが入らない部分が頭皮です。おでこと頭皮の差が何センチくらいあるかで、M字脱毛かどうかがわかります。その差が指1本分くらいであれば、問題ありませんが、指2〜3本くらい差があればM字脱毛といえます。気になる人はチェックしてみましょう。


■M字脱毛の原因とは



男性のM字脱毛は、男性ホルモンや遺伝に起因する男性型脱毛症の1つのパターンです。男性ホルモンのテストステロンは、代謝によってジヒドロテストステロン(DHT)に変性することで、毛母細胞の分裂を阻害。毛根のミニチュア化とそれに伴うヘアサイクルの短縮を招き、薄毛や脱毛になります。テストステロンの影響は、頭頂部や前頭部に及びやすいため、M字脱毛などの原因になるのです。


女性にも男性ホルモンの働きが備わってはいますが、その分泌量は多くないので、男性ホルモンが原因でM字脱毛になることは稀です。しかし、過度のストレスやダイエット、食生活の乱れ、髪のしばりグセなどが原因で、剃りこみ部分の髪が抜け落ちてしまうことはあると考えられます。


■対策できることは? M字脱毛の解消方法


女性の薄毛や脱毛には、男性型脱毛症向けで主流の内服処方薬は使えないものもあるため、外用の女性向け育毛剤などの商品を利用してみましょう。髪をすこやかに育む育毛作用のある商品はもちろん、髪のコシを強くしたり、太くしたりするヘアケア商品を利用するのも1つの方法です。


女性の薄毛は男性特有の薄毛とは進行の度合いが異なります。要因も必ずしも同じとは限らず、生活を見直し、ストレスを解消することで改善がみられることもあります。体の内側からの働きかけとしては、栄養バランスのよい食事をとることがあげられます。赤・白・黄・緑・黒の5色を食卓に並べると自然にすぐれた栄養バランスになるといわれます。また、髪の主成分のたんぱく質や髪に良いミネラルは十分にとりましょう。過度のストレスや生活の乱れも、血行不良を起こして十分な栄養が頭皮に行き渡りません。規則正しいリズムでたっぷり睡眠をとって、髪と頭皮に対しても健康なライフスタイルを送るようにしましょう。


女性が男性ホルモンの影響を受けて、M字脱毛になるのは稀でしたが、ストレスや生活の乱れ、髪のしばりグセなどが原因でM字脱毛になることがあります。薄毛を解消するためには、育毛剤やヘアケア商品でお手入れするのもおすすめですが、睡眠や栄養をしっかりとった規則正しい生活を送ることも大切です。


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