「食生活や通院で改善可能?」知っておきたい薄毛対策 ~その3 食生活について~

2019年5月27日

■食生活で改善!誰でもできる育毛対策!


育毛に大切なのは、髪の毛を作るために全身の機能を正しく働かせるということで、そのためには栄養バランスのとれた食事が欠かせません。


また、栄養バランスが整っていても、1日の食事の回数や時間がバラバラであれば、身体の栄養吸収効率が落ちるため、効果的なものとは言えなくなってしまいます。薄毛が気になる人は、生活習慣と食生活を整える食の育毛によって、髪を増やすことができるとも言われています。


fishburger


それでは、髪の毛に必要な三大栄養素を見ていきましょう。髪の毛の三大栄養素とは、「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」の三つを指します。髪の毛を健康的に増やすために、これら三大栄養素は育毛に欠かせないものと考えられています。


では、一つ一つ見ていきましょう。


髪の毛の主成分、タンパク質

まずは、髪の毛の材料となる「タンパク質」です。髪の毛の主要成分はアミノ酸で構成されたタンパク質であり、薄毛に対して髪の毛を増やす上で、非常に重要な栄養素と言われています。


タンパク質には「動物性蛋白質」と「植物性たんぱく質」の2種類があり、動物性は肉、魚、卵に、植物性は豆腐や納豆などの大豆製品に多く含まれています。


髪の毛を育てる上では、どちらのタンパク質でも問題はありませんが、どちらもバランスよく摂ることをおススメします。


頭皮環境を正常化するビタミン

頭皮環境を正常化するビタミンには、基本的に髪の毛を増やしやすい頭皮環境を作る働きがあると考えられています。


その中でもビタミンB2・ビタミンB6には、代謝を活性化させる作用があり、毛母細胞の細胞分裂を活発にすると言われています。また、頭皮の皮脂分泌量の調整をする作用もあるため、抜け毛や頭皮の傷つきを防止する役目があるとも言われています。ビタミンB2はレバーや青魚、卵、大豆、乳製品、うなぎに、ビタミンB6には肉やサケ、マグロ、ナッツ類に多く含まれています。


そして抗酸化作用があるとされるビタミンEには、血管を拡張する働きがあり、頭皮の血流を正常化させ、発毛を促進する作用があると言われています。また合わせてビタミンCを摂取することにより、老化の原因と言われる酸化を抑えるのに役立ちます。ビタミンEは魚介類やごま、マーガリン、マヨネーズ、植物脂に多く含まれています。


タンパク質を毛髪に合成する亜鉛

タンパク質の合成をサポートする亜鉛は、摂取したタンパク質を毛髪に合成する機能があると言われています。亜鉛は三大栄養素の中でも不足しがちな栄養素とも言われ、不足すると毛髪生成ができなくなるほか、味覚障害や発育不全、機能性障害などを引き起こす可能性があります。


また、亜鉛は食品を加工する過程で失われやすい栄養素のため、特に意識して摂取するよう心掛けましょう。亜鉛を多く含む食べ物として、レバーや魚介類、肉、チーズ、アーモンドが挙げられています。


以上のことからも、冒頭で説明した通り、食事が髪の毛や育毛に与える影響は非常に大きいと考えられています。


veges

髪も体の一部です。健康な体がなくては健康な髪もあり得ません。薄毛に悩む方はまず食生活を見直し、効率的な育毛ができる食事環境と生活環境を作っていきましょう。


次回は、「増毛」についてお話します。



>> ●その4 確実に増えて簡単セット!思い通りに仕上がる「増毛」


<< その1 知っておきたい薄毛対策 ~はじめに~

<< その2 さまざまな種類がある「育毛剤」「発毛剤」とは?




初回記事公開日 : 2017年1月13日

おすすめ記事