ヘアアレンジの注意点|髪のおしゃれと健康

2019年9月20日

目次:

■知っておきたいヘアアレンジの注意点は?

■髪への負担が少なくて、おしゃれ! 簡単ヘアアレンジ方法



ヘアアクセサリーで飾り、パーマや毛染めでカラーや雰囲気を変えるなど、さまざまなヘアアレンジがあります。ヘアアレンジをすると印象が変わるだけではなく、気分転換にもなるため、気軽に楽しんでいる人も多いでしょう。ただ、無理なヘアアレンジは抜け毛の原因にもつながる場合があるため、注意が必要です。


■知っておきたいヘアアレンジの注意点は?



手軽に楽しめるヘアアレンジですが、髪にまったく負担がないかといえば、そうとは言い切れません。牽引性脱毛症と呼ばれる、長時間や長期間、髪の毛をきつく束ねたり、引っ張ったりすることで起こる脱毛症になる可能性があるからです。そのため、髪のおしゃれをするうえで注意しなければいけないことは、強い力を加えず、髪に無理をさせないことです。


例えば、結ぶ時に髪を強く引っ張るなど、長時間力を加えたままの状態でいると、髪や頭皮に負担がかかります。また、長期間同じ形のヘアアレンジばかりを続けていると、特定の部分だけに常時力が加わるようになるので、そこだけ髪が傷んだり、薄くなったりすることもあります。


したがって、仕事をしている時に髪が作業の邪魔にならないようにと髪をまとめているのなら、休日は髪をほどいて息抜きをさせてあげることが大切です。用事のない休日には、ノーメイクで過ごすことで肌を休ませる人がいますが、それと同様に考えましょう。


バレッタやヘアピンなどをつける場合も、自分の髪のボリュームに合ったものをつけることが大切です。アレンジがよく決まらないだけでなく、髪が窮屈な思いをするからです。髪を大切にしたいのなら、デザインだけでなくつけ心地も考えて選びましょう。


ヘアゴムを取ったり、ヘアピンを外したりする時にも注意が必要です。きちんとヘアアレンジをすればするほど、アクセサリーが取りにくくなり、つい乱暴に髪を引っ張ってしまうことがあります。勢いよく取った髪ゴムを見てみると、ちぎれた髪が5、6本絡まっていることもよくあるでしょう。ヘアアクセサリーを外す時もやさしく丁寧に、髪に負担をかけないように心がけましょう。


また、ヘアアイロンやホットカーラーを使ってカールや巻き髪にする人も多いと思いますが、部分的とはいえ、強い熱で髪に癖をつけるため、髪を傷めてしまいます。さらに髪の毛をヘアアイロンで引っ張りながら使うことで、髪の毛が傷むだけでなく頭皮にも大きな負担がかかります。どうしても使いたいという場合には、同じ場所に長時間熱を加えないようにするほか、使用前に専用のトリートメント剤をつけるなど、髪を保護することも髪の健康を考えると重要なことです。


■髪への負担が少なくて、おしゃれ! 簡単ヘアアレンジ方法



では、髪への負担が少ないヘアアレンジはあるのでしょうか? ボブやミディアム、ロングなどで使える簡単なヘアアレンジ術として、通称「くるりんぱ」と呼ばれる方法があります。


後ろ髪の一部をゴムでひと束に結んだら、そのゴムを軽く引っ張り、一度少し緩めます。そして、ゴムの上にできた隙間に束ねた髪の毛先を上から下にくぐらせます。続いて、毛束をつかんで左右に少し引っ張ったあと、ゴムを再び押し上げて結び目を隠したら完成というヘアアレンジ法です。これなら緩く髪をまとめられるため、髪や頭皮への負担が少なく、女性らしい軽やかな雰囲気になるのでおすすめです。


もっと簡単なヘアアレンジが良いという人には、定番のポニーテールがおすすめです。ポニーテールはヘアゴムでシンプルに髪をひとつに束ねるアレンジ術のため、髪への負担が比較的少ないといえます。ただし、きつく縛りすぎないことが大切です。


しかも、髪をまとめる位置を高く、あるいは低くするだけで印象が変わり、リボンやヘアクリップなどを組み合わせることで、さらなるアレンジも可能になる便利なヘアアレンジ術です。


育毛剤でヘアケアをし、食生活を改善することで髪の健康に普段から気をつけている人であっても、日々のおしゃれのためにヘアアレンジすることはあります。中には薄毛を隠すためにヘアアレンジをしている人もいます。しかし、髪を長時間束ねる行為は髪や頭皮への負担にもなりますので、注意点を押さえ、できるだけ負担の少ないヘアアレンジ術を選ぶようにしましょう。


注意点を押さえ、できるだけ負担のないヘアアレンジ術を選ぶようにしましょう。




記事初回公開日: 2015年11月2日

おすすめ記事