パーマで髪は傷むのか? パーマによるダメージヘア・薄毛の関係性|髪のおしゃれと健康

2020年1月22日

目次:

■パーマによる傷みと薄毛に明確な関連性はないが…原因になることも!?

■パーマによる髪の傷みを軽減する方法

■パーマにはどんな種類がある?

■パーマをしたいけれど、どのように選ぶ? パーマの選び方

■髪質に合ったパーマを選ぼう



パーマが髪を痛める理由は髪に施す科学的な処理にあります。化学反応を起こした髪はダメージを受けやすくなります。


おしゃれのひとつとして楽しみたくても、その原理をよく理解して利用しないと、髪や頭皮がボロボロになるリスクがあります。パーマで髪を傷めないようにするには、どのようにすれば良いのでしょうか?


■パーマによる傷みと薄毛に明確な関連性はないが…原因になることも!?

パーマを頻繁に行うと、髪や頭皮にダメージが蓄積して薄毛になると一般的によく言われますが、実際にパーマと薄毛の明確な関連性を示すデータはありません。


ただし、パーマをかける際に使用するパーマ液を明らかに付けすぎていたり、頭皮に付着したパーマ液が洗い落とせていなかったりすると、髪や頭皮へのダメージは大きく、時には痛みを伴うこともあります。


また、パーマは熱やローラーで強制的にクセを付けたり、強くカールさせたりするため、髪に少なくともダメージがあります。これらは間接的に薄毛や抜け毛につながると考えられています。


■パーマによる髪の傷みを軽減する方法

傷むイメージのあるパーマでも、髪への傷みが少ない薬剤を使用したパーマ剤を選べば、ダメージを軽減できる可能性があります。他にもダメージを少なくする方法がいくつかあります。


すぐパーマをかけ直さない

もし、パーマの仕上がりに満足できなかった場合でも、すぐにかけ直してはいけません。最低でも1〜2か月はパーマの期間を空けることが大切です。


シャンプーを替える

パーマをかけた後のヘアケアも大切です。普段のシャンプーではなく、うるおい成分を含んだシャンプーやトリートメントで、ダメージを受けた髪をいたわりましょう


確かな技術を持った、信頼できる美容師さんにお願いする

髪質や髪に対する悩みを相談できるような信頼のおける美容師さんにパーマについても聞いてみましょう。適切な方法を選んでくれるので安心です。


■パーマにはどんな種類がある?


ひとくくりにパーマと言っても、多くの種類があります。使用するパーマ剤はもちろん、髪質や髪の長さによってパーマのかかりやすさが異なってきます。


コールドパーマ

一般的なパーマを正式にはコールドパーマと呼びます。主に2種類のパーマ剤とロットを使って、意図的に髪にウェーブを作り、ボリュームをアップさせます。髪質により少しかかりづらいこともあります。


ストレートパーマ

ストレートパーマはパーマ剤の浸透により髪を柔軟にさせてから毛をまっすぐに伸ばし、再度パーマ剤を使ってストレートな状態をキープさせます。縮毛矯正との違いはパーマ剤と合わせて熱を加えることで髪の強いクセを伸ばすという違いがあります。


デジタルパーマ

デジタルパーマは、加熱ができるロッドと薬剤を使って行うパーマで、従来のパーマよりもかかり具合が良い特徴があります。


水パーマ

水パーマと呼ばれるパーマは、コールドパーマにスチームを当ててかけます。髪にスチームを当てることで、パーマ剤が髪に浸透しやすくなるとされ、比較的短い時間で済むといわれています。


クリープパーマ

デジタルパーマをアレンジしたテクニックとして、クリープパーマがあります。パーマの途中にドライヤーなどを使って一度乾燥させると、パーマ剤による変化が緩やかになり、持ちが少し長くなるとされています。


コスメパーマ

髪への傷みが少ない薬剤を使用するカーリングローションと呼ばれるパーマ。薬剤以外にデジタルパーマとあまり違いはありません。


■パーマをしたいけれど、どのように選ぶ? パーマの選び方

パーマをする際には、パーマ剤や熱、ローラーなどで強制的に髪にクセを付けるため、髪には少なからずダメージがあります。では、髪への影響の観点から、タイプ別にパーマの種類を選んでみましょう。


髪にコシがない人

髪にあまりコシがないと感じている人は、強いパーマ剤を使ったパーマは避けるべきです。また、しっかりとクセの付くクリープパーマや水パーマなども避けたいところです。


ダメージヘアや短めの髪の人

ダメージヘアの人は、従来の薬よりも髪の毛への負担が少ないコスメパーマを。短めの髪や毛にダメージを受けやすい髪質の人も同様です。


パーマをできるだけ長持ちさせたい人

パーマをできるだけ長持ちさせたい人にはクリープパーマがおすすめです。髪が広がりやすい人なら、しっかりしたパーマでスタイルをキープしやすいクリープパーマの他に、その特徴を生かしたヘアスタイルが作りやすい「エアウェーブ」も人気です。


■髪質に合ったパーマを選ぼう

昔は年配の女性が髪をボリュームアップさせ、まとまりやすくするためにかけるパーマのイメージも、今では老若男女を問わず、誰もが日常的に髪のおしゃれとして楽しむものに変化しています。


パーマの種類や使用するパーマ剤の強さを知り、目指したい髪型と自分の髪質を考えながら、髪にダメージや傷みを与えないようにヘアスタイルを楽しみましょう。



記事初回公開日:2015年9月3日

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