自分でも簡単にウィッグのお手入れ!メンテナンスでキレイに保つ方法

2021年9月29日

目次:

1.ウィッグのお手入れ頻度

2.ウィッグのお手入れ方法

3.ウィッグを洗う時の注意点

4.毎日できる簡単メンテナンス

5.ウィッグのお手入れにはウィッグ専用ケア商品を



ヘアスタイルにボリュームを与えてくれるウィッグ。着脱式・編み込み式・連続装着(着脱不要)式などさまざまな種類があります。ウィッグを購入したら、できるだけきれいな状態で長持ちさせたいと思う人は多いでしょう。


しかし、それぞれの種類に合った正しいメンテナンスの方法や注意点を知らないと、すぐに傷んでしまったり、ウィッグの寿命を縮めてしまったりする可能性があります。


そこで本記事では、自分で簡単にできるウィッグのメンテナンス方法について解説します。できるだけウィッグをきれいに使いたい、ウィッグの正しいメンテナンス方法が知りたい人は必見です。



1.ウィッグのお手入れ頻度

ウィッグを長く愛用するためには、本体のメンテナンスが重要です。ウィッグを毎日使用している場合は、着脱式なら1週間から10日に1度を目安にメンテナンス、取り外す必要のない貼り付け式や編み込み式などは、自分の髪と同じようにシャンプーを行いましょう。汗や皮脂などの汚れを蓄積させてしまうと、ウィッグの寿命を縮めてしまう可能性があります。


2.ウィッグのお手入れ方法

ウィッグのお手入れ方法は、使用しているウィッグの種類によって異なります。着脱式のウィッグを使用している場合は、定期的にシャンプーを使用してお手入れしましょう。自毛と同じように丁寧に扱うことで、自然な状態をより長く維持できます。


連続装着式や自毛に直接結び付けるタイプは、着脱の必要がなくシャンプーも含めて普段通りの生活を行うことができます。しかし、長く使用するにつれてブラッシング時に絡まりやすく、汚れもたまりやすくなるので注意しましょう。また、サロンで月1~2回の定期的なメンテナンスを心がけましょう。


使用するシャンプー・トリートメントは、普段使用しているものではなく、ウィッグ専用のものがおすすめです。取付方法によっても種類が分かれている場合もあります。ウィッグに付着した汚れを落とし、静電気の防止やウィッグの毛髪保護にもなります。


2.1 シャンプーを使用して洗う

着脱式のウィッグを洗うときは、以下の流れで行いましょう。ポイントは、自毛と同じように丁寧に扱うことです。そうすれば、自然な状態をより長く維持できます。
なお、ここでは水で洗う方法を紹介していますが、ウィッグの髪質によってはぬるま湯を使うこともできますので、購入時に確認してみましょう。


  1. 頭からウィッグを取り外す。ブラッシングで毛のもつれや目立つほこりを落とし、逆毛や絡まりを直しておく。ストッパーなどの留め具があれば閉じて、両面テープなどは取り除いておく。
  2. 洗面器に水を張り(約1.5~2L)、大さじ1程度のウィッグ専用シャンプーもしくは専用のシャンプー&トリートメントを溶かす。
  3. 水の中にウィッグを入れて、ゆっくり押し洗いする。汚れが多い場合は、しばらくつけ置きする。毛の長いウィッグや人毛を使ったウィッグの場合は、ブラシを使いながら、毛先からとかすように洗う。

  4. 洗面器の水を取り替えながら、しっかりすすいでシャンプーを洗い流す。シャンプーを流し落としたら、ウィッグの水気を切る。

  5. 専用トリートメント大さじ1程度を溶かした水に、ウィッグを2~3分浸し、軽くすすぐ。
    ※トリートメント効果のある専用シャンプーを使用された場合は必要ありません。

  6. 乾いたタオルで軽く抑えるように水気を拭き取り、直射日光を避けて、室内で自然乾燥させる。毛材によりドライヤーで乾かすことが可能なものもあります。

  7. ウィッグが乾燥したら、軽くブラッシングして毛流れを整える。半乾きのときにブラシで軽くとかしておくと、乾いたときに毛が絡まらず、スタイリングしやすい。


2.2 連続装着(着脱不要)式のお手入れ方法

連続装着式は頭皮に直接、あるいは自毛に粘着剤や専用テープ、専門部材などで固定し、連続した日にちで着脱不要の方法です。頭皮に直接貼るタイプでは非常に薄いベース(ウィッグの毛髪を植える土台)のものもあり、生え際も極めて自然なものもあります。着脱不要のためシャンプーやスポーツなど、日常生活の中でウィッグを意識する必要はありません。


しかし、連続装着は直接頭部に固定するため、付けていないときと比べて十分に頭皮を洗うことが難しいかもしれません。装着期間が長く、洗い方が十分でない場合、痒みや炎症につながる可能性もあります。


痒み・炎症の要因となる細菌の繁殖する恐れもあるため、毎日のシャンプーを欠かさず行い、清潔を保つようにしましょう。また、月1~2回はメンテナンスを兼ねてサロンでの取り付け直しをおすすめします。


2.3 編み込み式のお手入れ方法

編み込み式は連続装着式の一種で、自分の髪と糸を編み込んで作った土台の上に、メインとなる人工の髪の毛が付いたウィッグを糸でくくり付ける方法です。しっかりと固定され、持ちも良いというメリットがあります。


編み込み式のウィッグも、シャンプーやドライヤーを使用できます。ただし、普段のお手入れのときは、強くこすったりひっかけたりしないように注意が必要です。ブラシは目の粗いものを使用し、髪や頭皮に負担をかけないようにしましょう。また、結び目に汚れがたまりやすいため、しっかり洗うことを意識してください。


また編み込み式のウィッグは、髪の毛が伸びてくると全体が浮いてしまい、不自然になることもあるため、1ヵ月に1~2回はサロンでのメンテナンスが必要です。


2.4 結毛式のお手入れ方法

結毛式はウィッグではありませんが、増毛法の一つとして紹介します。自毛の一本一本に人工毛を結び付ける方法と、人工毛をある程度束にして自毛に結び付ける方法があります。毎日の付け外しが不要で、手軽に2本単位で増やせるのが特徴です。


結毛式は自毛に直接結びつけるので取り付けていることを意識せずに生活できます。ドライヤーの仕様も可能ですが、結び目があるのでブラッシング時のひっかかりに注意しましょう。


また自毛が伸びてくると結んでいる人工毛が浮き上がり、頭皮から浮いて不自然に見えてしまうこともあります。自毛が抜ければ一緒に外れることにもなります。最低でも月1回程度、サロンで継続した取付のメンテナンスに行くようにしましょう。


3.ウィッグを洗う時の注意点

ウィッグに使用する毛髪は、人工毛と人毛があります。それぞれの毛材に特徴があるので、お手入れする前に確認しておきましょう。


また、洗うときにはウィッグ専用のシャンプーがおすすめです。毛の部分だけではなく、中のネットに付着した皮脂などの汚れを取り除くことができます。ウィッグの毛髪を保護するための成分が配合されているものも多々あります。


3.1 人工毛の場合

人工毛は化学繊維で作られた髪の毛のことです。人工毛は人毛に比べて洋服などの摩擦で静電気が起きやすいという特徴があります。


シャンプー時の摩擦をできるだけ少なくするために、ウィッグ専用のシャンプー&トリートメントを使用しましょう。汚れを落とすだけではなく、人工毛を保護する成分が含まれている場合が多いです。
また、人工毛は速乾性に優れているという特徴があります。中には形状保持性に優れ、洗った後でも元のヘアスタイルが復元しやすいものも存在します。


そして同じ人工毛でもいくつもの種類があり、中には熱に弱いものも存在します。その場合熱を加えると元のカールが伸びやすくなるため、ドライヤーを使う場合は冷風で使用するか、シャンプー後はスタンドにかけて自然乾燥させるようにしましょう。
※毛材の種類によっては温風でのドライヤーが可能なものもありますので、購入時に確認してみましょう。


3.2 人毛の場合

人毛ウィッグをお手入れするときは、シャンプー後にトリートメントを併用するのがおすすめです。人毛の場合、使用するにつれてダメージヘアに近づき、髪の水分を保持しにくくなる可能性があります。うるおいが不足すると、絡まりやパサつきの要因にもなりかねません。


コンディショナーを使うことで、毛の表面を保護してうるおいを与え、枝毛や毛絡みを予防する効果があります。


4.毎日できる簡単メンテナンス

ウィッグは、1週間から10日に1度のメンテナンス(着脱式の場合)だけではなく、以下のような毎日できる簡単なメンテナンスも行ってみましょう♪


  • パサつきや絡みを予防する保護剤
  • こまめにブラッシング

保護剤はウィッグの毛髪を文字通り保護する以外にも、自然さを維持するのにも役立ちます。また、こまめなブラッシングでウィッグが絡まりにくくなります。ウィッグをよりきれいに長持ちさせるため、毎日のお手入れを心がけましょう!


4.1 パサつきや絡みを予防する保護剤

ウィッグは使い続けるうちにパサついてくるほか、毛先が絡まりやすくなってきます。そんなときにおすすめなのが、ウィッグ専用の保護剤。スプレータイプのものが使いやすいでしょう。


保護剤、保護スプレーを使用することで、ウィッグのツヤを出して自然さを保持し、指通りを滑らかにする効果があります。また、毛の一本一本がコーティングされるため、摩擦が減って静電気が発生しにくくなるメリットも。


保護剤を使用する場合は、ブラシや手で毛流れを整えて、少量ずつ全体に付けるようにしましょう。


4.2 こまめにブラッシング

保護剤でのケアに加えて、こまめなブラッシングも欠かさないようにしましょう。使用前後にそれぞれブラッシングすることで、ウィッグが絡まりにくくなります。ウィッグを絡まったまま放置すると、絡まりが取れにくくなるので注意しましょう。また、使用するブラシは目の粗いものがお勧めです。


ブラッシングのときは、毛先から毛束を少しづつ取って優しくとかしていきます。上から一気にとかしてしまうと、絡まりが毛先に移動してほどきにくくなってしまうので気を付けてくださいね。


5.ウィッグのお手入れにはウィッグ専用ケア商品を

ウィッグをできるだけきれいな状態で長持ちさせるためには、日々のお手入れが重要です。毎日装着する場合は、1週間から10日に1度を目安にメンテナンスを行いましょう。毎日できる簡単なお手入れ方法として、「保護剤」「こまめなブラッシング」もおすすめです。


ウィッグを洗うときには、専用のシャンプー・トリートメントを使用するとよいでしょう。ウィッグを洗うことに特化しており、毛髪部分だけではなく、中に付着した皮脂などの汚れを取り除けます。


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記事初回公開日:2017年10月18日

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