研究開発部 K.I (2018年 入社)
研究開発部 H.K (2018年 入社)
Interview

第一線の研究者と共に、最先端の研究に取り組む喜び

学生時代から毛髪関係の研究に取り組み、入社後は希望通り、即戦力として研究に取り組む日々。研究開発部で進めている毛髪内から健康状態を可視化する技術の研究の中でも、毛髪内の脂質にフォーカスした基礎研究を担当しています。

入社後2年間、私が携わったのは、「毛髪診断コンソーシアム」(※)。そこで日本の第一線の研究者の方々にとともに研究に向けた取り組みを行ったことは私にとって大きな財産になっています。現在は「毛髪診断コンソーシアム」でご一緒したかずさDNA研究所の先生と協働して研究を進めています。

脂質に関する基礎研究を始めて3年目。今は分析系の確立という、基礎研究の一番難しいところに取り組んでいます。それは、同じような研究を少し変えては何百通り、何千通りとトライ&エラーを重ねていくという、地道で気の遠くなるような仕事。しかも、うまくいくことの方が少ない仕事でもあります。しかし、そこにこそ基礎研究の面白さがあると、私は思っています。

今後とも、毛髪の成分分析技術のプロフェッショナルを目指すとともに、独自の技術やノウハウ開発に取り組み、それをスタンダード化することで当社の研究レベルの向上につなげていきたいと考えています。

※毛髪診断コンソーシアム:アデランスが幹事法人として2017年に設立・開始したプロジェクト。ヘルスケア、未病化、医療に関わる指標を構築することにより、現在の健康診断に加えた新たな診断方法を目指している。
Interview

基礎研究から事業化まで、すべてに携わる醍醐味

当社がヘルスケアに注力している中、研究開発部では毛髪から健康状態を可視化する技術の研究を進めています。なかでも私が入社以来、取り組んでいるテーマは、毛髪内のミネラル成分を分析して、体内の状態を可視化する技術です。

この研究で難しいのは、同じような症状の方でも、シャンプーやカラーリングなどその方の生活習慣が毛髪から得たデータに影響を与えること。そのため膨大なデータをパターン分けして集めるという地道な作業が必要です。それだけに数年の研究を経て、法則性を見出すことができ、コンシューマー向けのサービスとしていよいよ動き出すことになった時はうれしかったし、達成感を覚えました。

現在はさらに基礎研究を進める一方で、事業化へ向けて、専用のシステム開発やマーケティングなどにも取り組んでいます。研究職の自分が事業化にまで関わるとは思っていませんでしたが、自分が育てた研究内容を世に送り出すことができるのは大きな喜びでもあります。また、これまで経験のない業務に携わることができることにも面白さを感じています。

今後も研究の中で世の中に必要とされるシーズをしっかり見つけ、会社ひいては社会に還元していけるような研究職を目指して日々成長していきたいと思っています。

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