丸刈り・坊主にすると毛が増える?

2016年2月15日

人の毛根の数は、生まれながらにして決まっています。生まれたばかりの赤ちゃんの頭にすでに髪の毛があるのを見ればわかるように、髪が生えるまでの準備は、すべて母体の中で完了してしまうのです。




毛根も胎内ですでにできあがり、その数そのものは一生変わりません。丸坊主にしても毛根の数が増えるわけではないので、「丸刈りにすると気が増える」はウソ。丸刈りにしても毛根の数は変わらないので、髪が増えることはありません。


それではなぜこんなふうに言われるのかというと、おそらく新しく生えてきた髪は目立つということからきているのでしょう。それまで何もなかったところに髪が生えてくれば、なんとなく増えた気になるのもわかります。


剃ると増えると言われるのは、実は毛髪だけではありません。女性の間では「ムダ毛は剃ると増える」というのはかなり一般的に信じられている説で、そのために「剃らずに抜く」という人もいるほど。でもこれも毛髪と同じ論理で、剃ったせいで増えるということはありません。


無理に抜くことによって毛根に負担がかかり、それがもとで毛が生えなくなるということはあるかもしれませんが、肌のトラブルにもつながるので抜くほうがいいとも言えません。毛髪にしてもムダ毛にしても、毛1本といえども体の一部。やはり専門家や医師に任せるのがいちばん安心なのです。


丸刈りということに関して言うと、剃ると増えるという説以外に、剃ると質が変わるという説もあります。薄毛には関係ありませんが、クセ毛の髪も、剃ると直毛に生まれ変わるというのです。


言葉通りに解釈するとこれもあり得ないことですが、短く切ったり剃ったりすることで、傷んだ髪を一掃してきれいな髪が生えるという解釈は成り立ちます。また、剃ると成長期の太い髪が伸びてくるのか目立つということはあり得るのでしょう。


数を増やしたり質を変えることを目的とする以外に、どうせ抜けるなら剃ってしまえという人もいますが、努力すれば食い止められるかもしれないことを、早々にあきらめて開き直るのも、なんだかもったいない気がします。

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