脱毛症(抜け毛)や薄毛は遺伝する?

2018年12月11日

目次:

■父親や祖父のように薄毛になる?脱毛は遺伝するの?

■脱毛症の原因に対する正しい知識と考え方を持つ

■諦めなければ改善できる。脱毛症の治し方

■まとめ



父親や祖父が薄毛の人は、自分も将来、薄毛になるのではないかと気が気ではありません。ただ中には薄毛が遺伝していないのではないかと思うほど、ふさふさの髪をキープしている人もいます。本当のところはどうなのでしょうか? 脱毛症、抜け毛や薄毛は遺伝性のものなのでしょうか?


■父親や祖父のように薄毛になる?脱毛は遺伝するの?


脱毛症には、因果関係が深いとされる原因と、科学的に実証はされていないものの関連性があると考えられている原因があります。前者は遺伝や男性ホルモンへの感受性で、後者は不健康な頭皮やストレス、栄養不足、紫外線、血行不良といった生活習慣に関する要因です。


そして、前者については科学的に完全解明されている訳ではありませんが、男性ホルモンの影響を受けやすい環境が遺伝的に備わっている人に、何らかの要因が加わることで男性型脱毛が発症するのではないかと考えられています。


■脱毛症の原因に対する正しい知識と考え方を持つ



遺伝が脱毛症に関与しているとされていますが、薄毛が100%遺伝で決まるかと言われると、そうではありません。確かに遺伝的な要素の影響はありますが、それは薄毛そのものが遺伝するのではなく、”薄毛になりやすい体質”が遺伝するといったほうが正しい表現でしょう。

なぜなら、必ず薄毛になるとは限らないからです。父親が20代は薄毛だったからといって、子どもが同じように20代から薄くなるということもありません。


また、薄毛になりやすい体質とは、男性ホルモンが関係すると考えられています。毛母細胞の細胞膜に存在する酵素が、ある種の男性ホルモンと結合して、タンパク質の合成を抑制する物質を作り出してしまうことがあります。毛母細胞内でタンパク質が合成されなければ、髪の成長も止ってしまい、次第に薄毛になっていきます。

こうした男性ホルモンの分泌量などが遺伝と関連しているのではないかというわけです。遺伝となれば、親は選べないため、薄毛を避けて通れませんが、体質がどの程度遺伝し、それがいつ、どういうきっかけで脱毛症に結びつくのかは、まだ詳しくわかっていません。


■諦めなければ改善できる。脱毛症の治し方


遺伝以外の要因もあるため、思いがけず、脱毛症になってしまうことも否定できません。ただ、薄毛や脱毛症になったからといって、改善しないわけではありません。たとえば、円形脱毛症の原因は、ストレスや毛根の細胞を異物とみなして、体が自然に排除してしまう自己免疫の作用によるものと一説では考えられています。こうした進行性の病気による脱毛症の場合には、医師による治療で改善するといわれています。


軽症の場合は育毛剤を使って治しますが、重症になると精神安定剤や副腎皮質ホルモン(ステロイド)を投与することもあります。いずれにしてもある程度効果が認められた治療法が確立しているため、時間をかけて治療すれば髪が再生する可能性は十分にあります。


■まとめ


家族や親戚に薄毛の人がいると、将来、自分も薄毛になってしまうのかと、憂鬱な気分になるかもしれません。ですが、必ずしもそうなるとは限りません。

遺伝の関与もありますが、生活習慣の乱れや食生活など、その他の要因も複雑に絡み合うことで薄毛や脱毛症になります。したがって、日頃から髪に良い生活習慣を心がけることで薄毛を予防し、改善することは充分に可能です。必要以上に心配せず、ケアに努めることが肝心です。



記事初回公開日: 2015年6月25日

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