CSRレポート 第5回: 環境への取り組み

2016年4月11日

2009年より「フォンテーヌ 緑の森キャンペーン」として、環境コミュニケーション企業である「ツバルの森」を通じ、国内の山に木を植える活動を行っています。現在7年目を迎え、累計1,000本以上の植林実績を残しています。


この「フォンテーヌの森」の取り組みは、英国レスター大学のワグナー教授に「環境保護という社会貢献と売上という経済活動をうまく組み込んだもので、継続性を併せ持ったとてもユニークな活動である」と高い評価をいただき、英国のビジネスジャーナルに先進的なケーススタディとして取り上げられます。



吉高氏: お客様にもスタッフにも定着しています


古いウィッグの処分に困ったお客様の声からスタートしたこのキャンペーンは、お客様にも定着し、毎年心待ちにしている方も多くいらっしゃいます。お客様にとってもお得感があり、環境にも優しいエコキャンペーンに、店舗スタッフ全員で積極的に取り組んでいます。今後もエコキャンペーンのご案内を、毎年続けていきたいと思っています。



■活動報告■


●ISO14000の取得


アデランスグループの主要生産拠点であるタイ工場は、1999年にISO14001 (国際環境管理規格) を認証取得しています。国際規格に基づくさまざまな環境配慮の取り組みを実施しています。


●節水用シャワーヘッドの導入


アデランスは、店舗に節水用シャワーヘッドを導入しています。このシャワーヘッドの導入により、水道水の節水や温水化するための CO2 削減に効果を発揮しています。


●3Dスキャナーによる型取り


アデランスは、新たな型取りシステム導入をしています。これにより、フィッター使用を削減できるとともに、フィッター輸送が不要となることでエネルギーの軽減につながり、環境にやさしい対応ができるようになりました。
このシステムはアデランスサロン全店に導入され、ご来店のお客様を中心に型どりを行っています。


●タイ工場での植林


アデランスグループの主要生産拠点であるタイ工場は、工場敷地内に植林を行っています。ウィッグ製作時に生じる廃材をリサイクル業者へ売却し、その収益で工場地内の植林を行っています。


●ウィッグ製作時の廃材の利用


アデランスグループの主要生産拠点であるタイ工場は、ウィッグ製作時に発生する廃材の有効活用に取り組んでいます。廃材を利用し、造花、車拭きやクッション、サンダルなど多種多様な活用を行っています。
特に造花は、社員の定年退職時の記念品として1人1人に贈られています。


●L E D を活用した店舗へ


アデランスは、多彩なスタイルのウィッグを数多く展示する「スタイル・ミュージアム」の店舗への導入を進めています。「スタイル・ミュージアム」では、照明のLED化など消費電力の低減を図り、環境負荷が軽減した店舗造りを行っています。


●ウィッグの廃棄


アデランスは、お客様より回収したウィッグは、環境に配慮した適正な廃棄を行っています。産業廃棄物処理会社(JFE環境 川崎エコクリーン工場)と契約し、CO2の削減に努めるなど、環境に配慮する形で進めています。



倉田氏: 適正な廃棄物処理を サポートしていきます


弊社は、JFEグループの技術力を結集した総合リサイクルカンパニーです。廃棄物の処理においては、お客様のプライ バシーを守り、適正に処理を行うことで、安心と信頼を得ております。アデランス社は環境に配慮し、回収したウィッグを弊社処理工場において適正に廃棄することに取り組んでおり、その真剣な姿勢に対して今後もサポートいたします。



アデランスグループは、環境負荷の削減を企業の社会的責任の一つと考え、商品の環境対応や事業所での環境負荷の低減など、経済と環境が両立する持続可能な社会を創造できるよう、「低炭素社会」「循環型社会」「自然との共生」に配慮した活動に取り組んで参ります。


次号へつづく >>

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