イベントレポート

ヘアドネーションを学ぼう!
夏休み親子イベント2018

NPO法人 Japan Hair Donation & Charity様の主催イベントに、アデランスも協力しました

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2018年の夏、3会場(大阪・東京・福岡)でNPO法人 Japan Hair Donation & Charity(通称 JHD&C ジャーダック)主催による「ヘアドネーションを学ぼう!夏休み親子イベント」が開催されました。新しいボランティアの形としてテレビや新聞でも取り上げられることの多い「ヘアドネーション」。どの会場も受付を開始するとすぐに予約がいっぱいになる盛況ぶりで、関心の高まりが感じられました。今回は、午前午後合わせて約160名の親子が参加した東京会場(7月29日)の様子をレポートします。

第1部
ウィッグユーザーによる体験談
ヘアドネーションカットのデモンストレーション
ボランティアワークショップ(提供された髪の毛の仕分け作業を体験)
第2部
ウィッグ試着体験

NPO法人JHD&C 主催
「ヘアドネーション」を学ぼう! 夏休み親子イベント

<協賛>ミルボン、アデランス、花王、テスコム

<特別協賛>みらかホールディングス、コカ・コーラボトラーズジャパン

ヘアカット協力 55JET ai HAPPY HAIR MAKE(賛同美容室)

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脱毛されている方への理解を

JHD&Cの渡辺貴一代表のごあいさつの後、早速、ウィッグユーザーによる体験談がスタート。お話を聞かせてくれた吉田薫さんは小学生の時に円形脱毛症を発症し、高校からウィッグを使用。今はフラメンコダンサーとしても活動されているため、もみあげをアイシャドウで描くなど、ダンスしてもずれないウィッグの工夫に試行錯誤していると、明るい笑顔でお話してくれました。

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「脱毛している人はがん患者さん以外にもいます。ウィッグを着ける不便さや生きづらさを周りの人が理解してくれるだけで嬉しい。普通に接してくれるだけで心強いんです」(吉田さん)

次に、小学校時代に3回ヘアドネーションしたという、Kくん(中学生・男の子)が紹介されました。
あまり知られていませんが、男性も髪の毛を提供することが可能。Kくんのような男性ドナーも、数は少ないですが(全体の5%未満)存在するそうです。
「髪を伸ばしている時、最初は友達などに色々言われたけど説明したらすぐ分かってくれた。でも、外出先の男子トイレで、女の子は入っちゃいけないんだよ、と言われたことも(笑)」(Kくん)

実際のヘアドネーションを知る

続いてヘアドネーションカットデモンストレーション。参加者の中で一際髪の長い2人が立ち上がって壇上に向かうと会場からは拍手がわき起こりました。

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「髪の毛が多いのが悩みでしたが、誰かの役に立てればと思って参加しました」というTさんと、「少しでも多くの人が笑顔になればと小1から6年間伸ばしています」というSさん。渡辺代表によるドネーションカットのポイントや手順の説明を交えながら、賛同サロンのヘアスタイリストさんが手際良くカットしていきました。
Tさんからは50センチ、Sさんからはなんと70センチもの長さの髪の毛をドネーションすることができました!
50センチというのは事務局に寄せられる髪の毛全体の1%しかない長さ。

「ジャーダックで取扱われているウィッグは、全部手作業で毛を折り返して作るので抜けにくいが髪は半分の長さになってしまいます。そのため30センチの長さがあっても15センチ程度の髪の長さのウィッグしか作ることができません。しかし、ウィッグを待っている女の子の9割は、ロングを希望します。髪は集まっていますが、すぐウィッグになるものは少ないのです」(渡辺代表)

第1部の最後はボランティアワークショップ。
全国から送られて来る封筒から髪を取り出し、カビの発生の原因となる濡れた状態でカットされた髪がないかどうかの確認、そして髪の長さ別にS・M・Lに分けて箱に入れて行きます。テーブルに目盛りのついたテープを貼ってそれに合わせて長さを測り、細かい作業ですが、参加者のみなさん楽しそうに和気あいあいと行っていました。

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ウィッグに親しむ

休憩を挟んで第2部のウィッグ試着体験がスタート。
準備のために、色とりどりのウィッグが机に置かれましたが、皆さん、並べられたウィッグを見て触って、興味津々!ウィッグを作るのに、どれくらいの長さの髪の毛が必要か、親子で話し合っている机もありました。

髪の毛の長いお子さんは、アデランスのスタッフに専用のネットで髪の毛をまとめてもらうところからスタート。その後で、思い思いのウィッグを試着しながらウィッグに親しみ、親子で写真を撮り合うなど、ウィッグに親しんでいる様子でした。

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たくさんの参加者さん達が、楽しみながら、ヘアドネーションを真剣に考えている姿が印象に残ったイベントでした。

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(写真はすべて2018年7月29日 株式会社ミルボン様 東京本社で撮影したものです)