自髪とウィッグのケアについて
抗がん剤治療中や治療後の頭皮はとってもデリケートです。
常に清潔にしておくことを心がけましょう。
治療前の準備について
脱毛に備えて、髪を短くカットしておくことをおすすめします。
- ● 薄くなるのが目立ちにくくなります。
- ● 抜け落ちたときの量が少ないので、掃除が楽で、精神的ダメージも軽減されます。
自髪のシャンプーについて
抗がん剤治療中でも、たいていの場合は通常通りシャンプーをして大丈夫です。
- ● ベビー用や敏感肌用など刺激の少ないシャンプーを選んで。
- ● シャンプー剤はよく流すのがポイント。
- ● つめをたてずに、指の腹でやさしく洗いましょう。
お肌にトラブルが起きたときは早めに専門医(皮膚科)に相談しましょう。
整髪時について
抗がん剤治療中の頭皮はとってもデリケート。整髪道具や使い方に気をつけましょう。
- ● やわらかいブラシを使いましょう。
- ● ドライヤーを使用する際は、低温でゆっくりかけるのがポイント。
パーマ・カラーリングについて
パーマやカラーリングは刺激が強いので、抗がん剤治療中は避けましょう。
治療後しばらくして、自髪が生えそろう頃には、パーマやカラーリングもできるようになります。
- ● 刺激の少ないカラー剤を使いましょう。
脱毛中について
脱毛中は、濃い色の服を着る方が、抜けた髪が目立ちにくくなります。
服などの色も工夫して、脱毛による精神的ダメージを軽減しましょう。
自髪をカットしたいとき
髪の生え始めは、元の髪質とは違った髪が生えてくることもあります。人により異なりますが、2年くらいで元の髪質に戻るでしょう。ウィッグ(かつら)をきれいに心地よくつけていただくために、自髪のカットが必要な場合もあります。そんなときは、フォンテーヌのショップにお気軽にご相談ください。
ウィッグのシャンプーについて
頭皮がデリケートなときだからこそ、ウィッグ(かつら)もきちんとしたお手入れをしましょう。
- ● シャンプーの方法は、ファイバー(髪)の素材により異なります。それぞれに合ったお手入れをしましょう 。
ウィッグのお手入れについてはお買い求めいただいたお店までお気軽にご相談ください。
ウィッグケアグッズのご案内
ウィッグ(かつら)をより長くきれいにお使いいただくために欠かせない、ケア用品をご紹介します。
ウィッグ(かつら)のご使用時や、お手入れ、保管時にご使用ください。
脱毛時の外出やおしゃれのポイント
外見を整えることは、精神的なストレスを緩和することにもつながります。外出やおしゃれを考えるとウィッグ(かつら)の使用をおすすめします。
ただし、頭皮・頭髪のことを考えて、ウィッグ(かつら)と帽子やバンダナを併用すると便利です。