医療用ウィッグってなに?

抗がん剤投与及び放射線照射、円形脱毛症、外傷、やけどなどが原因による脱毛にウィッグを適応する場合、そのウィッグは一般的に『医療用ウィッグ(かつら)』『医療向けウィッグ(かつら)』などと言われてきました。しかし、各メーカーが独自の基準でウィッグを製造・販売しており、特に近年、インターネット販売など販売経路の多様化・複雑化が進む中で粗悪品が流通する場合もあり、製品の品質についての基準がない状況がウィッグ業界の課題とされてきました。

2013年より、日本毛髪工業協同組合が主体となり、JIS規格化に向けてJIS原案作成委員会が発足。当社社員も委員として加わり、医療用ウィッグのJIS規格化に向けて全面的にサポートしてきましたが、2015年4月20日に、医療用ウィッグについてJIS規格が制定(規格番号:JIS S9623)され、医療用ウィッグ及び付属品に関する外観、性能、試験方法等が規定されました。

現在は、日本毛髪工業協同組合がJIS規格に適合すると認めたウィッグに対しては「医療用ウィッグ」として下記のマークの使用が許可されています。

M.Wig
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当社では引き続き、患者さまや医療関係者さまの立場に立って、種々お役に立てるよう、医療用ウィッグの更なる品質の向上に取り組んでまいります。

直接頭皮に接触するネット部、スキンベース部、インナーキャップ部等のパッチテストによる皮膚刺激数・遊離ホルムアルデヒドや、洗濯による堅ろう度と汗による堅ろう度の性能や試験方法など。

医療用ウィッグ及び附属品は、脱毛症の改善を目的とするものではなく、患者さまの整容を改善し、生活の質(Quality of life)を高めることで治療を補助するものです。