アデランス事業（オーダーメイドウィッグ）
売上高 256億44百万円(前期比+10.6%)、営業利益67億93百万円(前期比+26.4%)

男性売上は、当社の主力商品であるオーダーメイドウィッグや増毛商品、さらには育毛商品やヘアケア商品をTVCMやWebでの告知を展開したことで、新規売上が堅調に推移しました。また女性売上も、新商品の投入、広告宣伝費を増額して反響型TVCMを強化、さらには全国の主要百貨店での展示試着会を積極的に推し進めたことにより、特に、新規売上が大幅に増収となりました。男性、女性のリピート売上も、新規顧客の増加に伴い堅調に推移しておりましたが、生産調整による納期遅れがあった第4四半期に限り、売上が鈍化しました。

2013年2月期の主な新商品

フォンテーヌ事業（レディメイドウィッグ）売上高 109億77百万円（前期比＋7.2％）、営業利益37億44百万円（前期比-6.7％）

百貨店・直営店売上は、VALANやレディメイドフラフィなど高品質、高価格帯の商品ラインアップの充実、販売員の接客技術の向上や催事の効率的運営などにより、前期を上回りました。美材ルート売上は、市場環境が依然として厳しい状況が続きましたが、キャンペーンを行うなど需要の掘り起こしに努めたことにより、前年並みとなりました。

2013年2月期の主な新商品

ボズレー事業（ヘアトランスプラント）売上高 84億1百万円（前期比＋4.2％）、営業利益7億64百万円（前期比＋16.3％）

北米でヘアトランスプラント事業を行っているボズレー事業の売上高は、新規顧客獲得のために、期初に広告宣伝の投入量を増やしたことで面談、施術数が増加しました。なお、為替の変動を考慮しない、現地通貨ベース（米国ドル）では、売上高は104百万米ドル（前期比3.4%増）、営業利益は9百万米ドル（前期比15.3％増）となりました。

その他売上高 104億46百万円（前期比＋0.7％）、営業損失14億12百万円

その他は主に欧米のウィッグ事業です。北米市場では、新たな商品ブランドを立ち上げ、人件費や広告宣伝費を先行投資し、市場への浸透を図りましたが、売上が計画を下回ったことで営業赤字となりました。欧州市場では、各国において医療用ウィッグの売上が好調で、さらに2012年9月からは買収した仏国LNEB社の売上が加わり、売上高、営業利益とも堅調に推移しました。中国市場では、百貨店への出店をとおしてのレディメイドウィッグの販売、百貨店での展示試着会開催によるオーダーメイドウィッグの販売を行いました。