【ヘアケアに関する意識調査vol.1】髪の悩みの分岐点(男性編)

2019年4月12日

アデランスでは髪の悩みやヘアケア、ドライヤーに対する意識や要望を探るため、全国20〜60代の男性515名を対象に、インターネットによる『ヘアケアに関する意識調査』(2017年8月16日〜8月17日)を実施しました。いったいどんな髪の悩みが集まったのでしょうか? また世代によって髪の悩みに違いは見られたのでしょうか? 詳しく見ていくことにしましょう。



■男性は30代になると髪の悩みが増えていく


『ヘアケアに関する意識調査』では、まず「あなたの髪に関する悩みで、あてはまるものを全てお答えください」という質問を20〜60代の男性(有効回答数は各世代103名ずつ)に問いました。選択できる回答は「髪が広がる/まとまらない」「ボリュームがない」「枝毛、切れ毛」「髪のパサつき」「くせ毛」「白髪」「抜け毛」「薄毛」「その他」の9項目に、「髪の悩みはない」という項目を加えた10の回答を用意しました。


その結果、20代男性で最も回答が多かったのが、「くせ毛」「髪の悩みはない」で、ともに19.4%でした。30代になると、「ボリュームがない」という回答が増え、全体の16.1%を占めました。また、「抜け毛」も8.5%だった20代と比べ、30代では15.6%とほぼ倍増していました。また、髪の悩みとして「白髪」をあげる人の割合は20代で6.1%にすぎませんでしたが、30代になると15.1%に増え、40代で20.0%、50代で20.6%、60代で24.7%と、「白髪」は40代〜60代では最も多い悩みになっていきます。
そのほか「薄毛」という回答も年を経るに従って、増えていく悩みのひとつです。


この結果から、男性では30代を境にして、髪の悩みが増えていくことがわかります。



一方で年齢を重ねるにしたがって、回答者が減っていく項目もあります。それが「髪が広がる/まとまらない」「髪のパサつき」という悩みです。20代男性では11.5%が「髪が広がる/まとまらない」という悩みをあげていますが、30代では8.1%に減り、40代では微増となりますが8.4%と低い割合です。50代と60代では大きく減少して3.4%となっています。
「髪のパサつき」
も同様で20代では10.3%ですが、30代では4.8%に半減します。こちらも40代で5.8%と微増となりますが、50代で3.4%、60代で1%と急速に回答が減少していきます。



■年齢が上がるに従って、育毛剤でのヘアケアを重視


このアンケートでは、ヘアケア(頭皮、髪)で何を重視しているかも尋ねています。髪の悩みと同じように詳しく結果を見ていきましょう。


選択できる回答は「シャンプー」「トリートメント」「育毛剤」「スカルプケア」「ドライヤー」「カット」「カラー(白髪染め含む)」「パーマ」そして「その他」の9項目です。20代〜60代まですべての世代で多く回答を集めたのは、「シャンプー」でした。50代の51.6%を筆頭に、40代が48.0%、30代が47.7%、60代が47.4%、そして20代が47.1%と圧倒的な回答数を集めていました。
続いて、二番目に多い回答も全世代で「トリートメント」でしたが、違いが見られたのは「育毛剤」を重視するという回答です。20代では3.1%にすぎませんが、30代になると8.0%に増え、40代では9.2%、50代では11.8%、そして60代でも10.5%と年齢を重ねるに連れて、回答が増える傾向が顕著でした。


「カラー(白髪染め含む)」も同様で、20代は2.1%、30代も2.8%と低い水準ですが、40代になると5.8%に倍増し、50代では7.2%、そして60代では8.2%と年々、増加していきます。白髪が目立つようになるに従って、お金をかけるケア用品も「カラー(白髪染め含む)」にシフトしていくのかもしれません。



■まとめ

今回の調査では、男性が抱える髪に対する悩みや、ヘアケアで重視するものを回答していただき、上位にランキングされた回答を見て来ました。髪の悩みといっても、年齢によって、その中身やヘアケアは大きく変化するわけです。いまの自分の髪がどういう状態なのか、必要なケアは何なのか? ただケアをするのではなく、年齢も考えながら、対策をしていくことが重要なのです。アンケートを参考に、頭髪の状態を冷静に把握してみるとより良いヘアケアができるかもしれませんね。



初回記事公開日 : 2017年9月21日

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