「エクステで抜け毛が増える?」その原因と改善策とは?

2019年2月27日

目次:

■「エクステを取ると抜け毛が増える?」気になるその原因とは

■エクステによる頭皮や髪の毛への負担とはどんなものか

■牽引性(けんいんせい)脱毛症とは

■エクステ中のシャンプーの仕方とは

■エクステをはずした後のヘアケアと頭皮ケア

■まとめ




ショートを簡単にロングにできるエクステは、手軽に髪型を変えられるおしゃれアイテムとして利用されています。エクステは髪の毛に付け毛を取り付けるもので、地毛とよく馴染み仕上がりがとても自然です。


装着すると数ヵ月は持つので、ウィッグなどのように大幅に雰囲気を変えるよりも、少しだけ変えたい人や、髪の毛がボリュームアップしている雰囲気を出したい人などにも人気です。


このように手軽にイメージチェンジする事ができるエクステですが、自分の髪に直接人工毛などを多量に取り付ける方法のため、髪の毛や頭皮に対する負担は気になるところです。


実際にエクステを付けたことがある人からは、「エクステを取ると怖いほどの抜け毛があった!」なんて話を聞きます。


こんな話を聞くと、不安でエクステに挑戦しにくくなり、せっかく興味を持っても利用しにくいですよね。そこで、エクステで抜け毛が増える原因やエクステをする際の注意点、取った後のヘアケアや頭皮ケアの方法をご説明します。


■「エクステを取ると抜け毛が増える?」気になるその原因とは




エクステを取ると抜け毛が増える原因として大きく関係があるのが、髪の毛や頭皮への負担です。


エクステを取り付けすると髪の毛や頭皮に一定の負担が加わって引っ張られる状態が続くため、髪の毛が抜けやすくなることが考えられます。


また、エクステを取り付けしていると髪の毛が洗いづらく、特に根元までしっかりと編み込まれているタイプのものは毎日の洗髪で頭皮の洗い残しが生じやすくなっています。


洗い残しが多く、頭皮が汚れていては当然のように髪の毛の成長に支障が生じますし、シャンプーやトリートメントの成分が余分に頭皮に残されれば、痒みや炎症を引き起こし抜け毛が生じる原因になることもあります。


このように髪の毛への負担によって抜け毛が引き起こると言われる事が多いですが、抜け毛が多く見える原因としては、エクステで髪の毛に負担が加わっているだけではなく、エクステを外した際に絡まっていた抜け毛が一緒に付いてくることで、大量に抜けてみえるという可能性もあります。


エクステを付けていない人でも1日に100本程度の抜け毛が発生していると言われていますが、普段は抜けた髪の毛の本数を気にすることは少ないと思います。 エクステを付けていると、正常なサイクルで抜け落ちて行くはずの髪の毛がエクステの根元部分に溜まり、エクステを取るとその抜け毛がまとめて確認されるために抜け毛が増えたと認識してしまうのではないでしょうか。


■エクステによる頭皮や髪の毛への負担とはどんなものか




エクステは人の髪の毛を使った人毛と、髪の毛に似せて作った人工毛があります。一般的には人工毛の方が知られており、美容院での施術でも人工毛の方が多いと言われています。


エクステを付ける施術には様々な方法があります。


最も知られているのは、三つ編みや四つ編みで地毛とエクステを編み込む方法です。他にもシールで取り付けるもの、専用接着剤と超音波を使用するもの、最近ではシリコンキャップと呼ばれる装着具で地毛とエクステを固定する方法も主流になってきています。


エクステは一度付けると簡単に取ることはできません。ウィッグは付けても取り外しを自分で行えるため、頭皮や髪の毛を休ませてあげることができます。


一方、エクステは24時間つけっぱなしで、取るまでその状態が続きます。エクステによって引っ張られている髪の毛は休ませることができないため、数ヵ月は負担がかかったままなのです。


また、根元部分の頭皮や髪の毛は充分に洗うこともできにくいため、衛生的な部分で気をつけなくてはなりません。


■牽引性(けんいんせい)脱毛症とは



エクステが負担となり脱毛につながる例も考えられます。


髪の毛の一部を長時間、継続的に引っ張り続けることで起こる脱毛で、名称は牽引性脱毛といいます。この場合引っ張り続けられた髪の毛が弱くなって抜けやすくなり、生え際が後退していき生えにくくなってしまいます。髪を引っ張っていればすぐに抜けるというわけではなく、子供のころの髪型が影響し、大人になってから抜けはじめるということもあります。


ポニーテールやお団子ヘアなどで、常に強く髪を引っ張って結ぶ髪型が原因になることが知られています。


では、エクステで牽引性脱毛にならないためにはどうしたら良いのでしょうか?


その対策は、なるべくエクステを使った同じ髪型を維持することを避け、続けてエクステをするのであれば取り付ける場所を変えて、一定の場所に長期間の負担がかからないようにすることです。 他にも頭皮マッサージを行って頭皮をリラックスさせることも効果的と考えられます。


薄毛になっている部分の頭皮と、健康的な髪が生えてきている部分を触り比べてみると、薄毛部分の頭皮が硬くなっていませんか?


頭皮が硬いということは血行が悪い可能性があります。血行が悪い状態だと、髪の毛の成長に必要な栄養分が頭皮に行き届いていない可能性があり、発毛を妨げている恐れもあるのです。


マッサージはこめかみ辺りの側頭筋に指を4本当てて、頭頂部に向かってゆっくり大きな円を描くように下から上へ押していきます。頭皮を揉みほぐしていく事で育毛に必要な頭皮環境を整え、発毛サイクルを正常の状態に近づけることを心掛けましょう。


■エクステ中のシャンプーの仕方とは




エクステ中はとにかく頭皮を清潔にすることと髪や頭皮に負担をかけないことを心がけて下さい。


まずシャンプーをする前にはエクステの髪の絡まりを取るため、エクステ部分をブラシでとかします。この時無理にブラッシングすると髪と頭皮への負担が懸念されますので、必ず毛先から少しずつほぐすようにしましょう。 シャンプー前のすすぎではエクステが絡むのを避けるため下を向かないようにして、髪の流れに沿って髪と頭皮をよくすすぎます。


シャンプー剤はあらかじめ手のひらで泡立ててから頭頂部を中心に全体に泡立てます。エクステ部分はあまりゴシゴシと洗わずに、泡をも見込むようにするとよいでしょう。


そしてエクステが付いている根元部分をさけて頭皮を揉み洗いします。トリートメントやコンディショナーもシャンプーと同じようにエクステの根元部分をさけながら毛先を中心につけます。基本的にエクステがついている根元部分は外れてしまうことを避けるためにも、引っ張ったりこすったりという負担は避けましょう。


根元部分にまでコンディショナーなどを付けてしまうと洗い流すのが難しく、すすぎが不十分になることで頭皮炎症の原因や臭いの原因にならないためにも、シャンプーもコンディショナーも頭皮からしっかりとすすぎます。その後のドライヤーも頭皮を清潔に保つために重要です。まず根元部分からしっかり乾かし、根元が乾ききったら徐々に毛先に向かって乾かしていきます。根元が乾いてないと臭いの原因となることがあります。


エクステの利用中に頭皮を清潔に保つには、根元の洗い残しと乾かし残しに注意しましょう。


■エクステをはずした後のヘアケアと頭皮ケア



エクステをはずした後は、シャンプー前に地肌のクレンジングなどをしてからシャンプーをすると良いでしょう。またヘッドスパなどに行って、しっかりと頭皮をほぐしてあげることもおすすめです。長らく緊張状態にあった頭皮と髪の毛を休ませてあげましょう。


■まとめ

お風呂上がりにヘアオイルをつけて自分で頭皮マッサージを行うことで、頭皮をリラックスさせて本来の健康的な状態へと導きます。正しいヘアケアと頭皮ケアの習慣を身につけて抜け毛や頭皮の心配を軽減しましょう。そしてエクステで存分にオシャレを楽しみましょう!



初回記事公開日 : 2017年6月13日

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