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頭皮は毛穴や髪の毛が密集した場所です。男性に比べ女性は髪が長い方も多く、その場合髪の総量が多いこともあって、頭皮が意外と臭っているということも考えられます。実際に自分が臭っているかどうかは気になるもの。その確認方法と原因や対策をご紹介します。
女性の頭皮は意外に臭う? 確認方法と原因・対策
■頭皮の臭いは、ヘアスプレーではごまかせない
頭皮の臭いは、皮脂から発生しています。そのため、ヘアスプレーやヘアコロンを髪につけても、頭皮の臭いをおさえることにはなりません。それどころか、頭皮の脂の臭いとヘアスプレーやヘアコロンの香りが混じって、嫌な臭いになってしまいかねません。
頭皮の臭い対策には、その原因をしっかりと把握して、それを取り除く対策をとったほうが効果的です。ヘアスプレーやヘアコロンでごまかすのは、お勧めいたしかねます。
■頭皮から発生する臭いを確認する方法は?
自分の頭皮が臭っているかどうかは、とても気になります。頭皮の臭いは直接、自分で嗅ぐことが難しいですが、間接的にセルフチェックする方法がいくつかあるので、ご紹介します。
- 指で頭皮をこすって臭いを嗅ぐ
- 枕に残った頭皮の臭いを嗅ぐ
- ドライヤーの風をかけて臭いを嗅ぐ
気になったときに、すぐに確認できるのは、指で頭皮をこすって、指に残った臭いを嗅いでみるという方法です。どこでも確認できる方法ではありますが、他人に見られると不潔な印象を与えるので、自分の部屋やトイレなどで行うようにしましょう。
自分の部屋で確認する場合は、枕に残った臭いを嗅いでみるという方法があります。枕は一晩中、頭を当てている場所であり、毎日取り替えているという人も少ないので、そこに臭いが残っている可能性が高いものです。
ふと振り返ったときや頭を上げたときに、自分の頭皮の嫌な臭いに気づいたという経験をしたことがあると思います。これと同じような原理を利用するのが、ドライヤーの風を後ろから当ててみるというもの。風にのって、嫌な臭いがしたら、頭皮が臭うということです。
■頭皮の臭いが発生する原因とは?
頭皮は脂っぽくなりがちな部分で、額から鼻筋にかけてのTゾーンの約2倍もの皮脂腺があるといわれています。頭皮の臭いは、この皮脂が原因で細菌が繁殖することによって発生します。頭皮にあるフケも要注意です。
フケは、頭皮の角質細胞がはがれ落ちたもので、それ自体にニオイはありませんが、細菌の栄養分となります。フケによって栄養をとった細菌はさらに繁殖、皮脂を分解し、頭皮の臭いの元となってしまうのです。
さらにそれを放置すると、分解された皮脂が酸化し、頭皮の炎症の原因になってしまうこともあります。フケが多くなる原因は、ストレス過多や睡眠不足、刺激物や甘いものの過剰摂取、誤ったケアによる頭皮の乾燥などとなっています。
また、頭皮にはたくさんの毛穴があります。そこに汗や皮脂などの老廃物、フケ、整髪料が詰まってしまうのも臭いの原因となります。
■頭皮の臭いを解消する対策とは?
頭皮の臭いを解消するためには、皮脂や汗、フケなどの頭皮の汚れをしっかりと落とすシャンプーを実践することが大切です。
まずは、シャンプーの前に髪全体をブラッシングし、汚れやホコリを浮き上がらせます。髪と地肌を十分に濡らした後は、適量のシャンプーをしっかり泡立ててなじませるように。
そして、シャンプーするときは頭皮を指の腹でやさしくマッサージするように後頭部から前頭部に向かって揉みこみます。シャンプーを2度洗いにし、1回目は髪を洗い、2回目は頭皮を洗うとするのもよいでしょう。
すすぐときは、時間をかけて頭皮を意識しながら充分に洗い流し、もみあげや襟足にも泡が残らないようにします。シャンプーの後は、髪が濡れたまま寝るようなことのないよう、しっかりと乾かしましょう。特に頭皮を乾かすことが大切です。頭皮と髪が濡れていることでも細菌は繁殖しやすくなります。また、過剰なフケを防ぐためにもストレスを解消し、しっかり睡眠をとるようにしましょう。
■まとめ
頭皮の臭いは、皮脂で細菌が繁殖するのが原因でした。毛穴に老廃物や汚れが詰まってしまうことにも注意が必要です。これを解消するためには、毎日の正しいシャンプーが一番効果的。頭皮の汚れをしっかり落とすシャンプーで、臭いを元からシャットアウトしましょう。