目次:
2-1 ①単発型
2-2 ②多発型
2-3 ③全頭型
7.まとめ
女性にも増えてきている円形脱毛症。何の前触れもなく進行していることがあります。その原因とは何なのでしょうか。
この記事では、
- 円形脱毛症の原因
- 種類と特徴
- 初期症状と受診の目安
- 日常でできる対策
を、わかりやすく解説します。
1. 女性が円形脱毛症になる原因とは?
円形脱毛症の主な原因は、「自己免疫反応の異常」にあるとされています。本来、体を守るはずの免疫機能が、誤って自分の毛根を攻撃することで、脱毛が起こります。
円形脱毛症の原因として、以前は、ストレスや頭皮の血流の悪さと考えられてきました。しかし、これらはきっかけにすぎず、遺伝子、つまり、体質に要因があることが、近年の研究でわかってきました。
円形脱毛症になりやすい遺伝子の1つにあげられているのが、HLA(ヒト白血球型抗原)です。HLAにはいくつか型があり、円形脱毛症になりやすいHLAの型があります。遺伝子検査をすれば自分がHLAを持っているかを知ることはできますが、HLA遺伝子を持っているからといって、必ず円形脱毛症になるとは限りません。反対に、持っていないから絶対に円形脱毛症にならないとも言えないようです。
このように、円形脱毛症にはいまだ未解明な部分はありますが、多くの人の脱毛部分で「自己免疫反応」という、自分自身の体の働きが自分の体を攻撃する現象が起きているという共通点があります。
自己免疫反応とは、本来ウイルスや細菌を攻撃する役目の免疫が、間違って自分自身の正常な体を攻撃してしまうという反応で、いわゆる「自己免疫疾患」といわれています。甲状腺疾患や膠原病なども自己免疫疾患に分類され、特に、女性がかかりやすいことでも知られています。
2. 円形脱毛症の種類を知っておこう
円形脱毛症と一口にいっても、さまざまな種類があります。ここで、そのタイプをご紹介しましょう。
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①単発型
頭皮に円形または楕円(だえん)系の脱毛斑が1カ所だけ出現するタイプ。自頭髪だけでなく、眉毛や体毛に症状が出ることも…。このタイプの脱毛は、自然に治ってしまうことも多いようです。
②多発型
円形の脱毛斑が2カ所以上できる症状。脱毛斑の数にもよりますが、完治するまでには、半年から2年ほど要します。自分では単発型だと思って皮膚科を受診したら、他の脱毛斑が見つかり多発型と判明することも多いそうです。
③全頭型
頭部の毛髪すべてが脱落してしまうタイプ。治療が長期に渡るため、医療用のウィッグを着用しながら治療する人も多いようです。
3. 女性の円形脱毛症の防止方法とは?
円形脱毛症は、完全に防ぐことが難しい疾患です。
ただし、発症のきっかけとなる要因を減らすことで、リスクを抑えることは可能です。
例えば、円形脱毛症になりやすい遺伝子を持つ人がインフルエンザに感染すると、インフルエンザウイルスが誘因となり、円形脱毛症が発症する場合があるといわれます。同じように、ウイルスを体内に取り込む、風邪や胃腸炎、ケガや疲労(ストレス)にも注意が必要です。
そのため、日常的に以下を意識することが重要です。
- 規則正しい生活(睡眠・食事)
- 手洗い・うがいなどの感染対策
- ストレスを溜め込まない環境づくり
確実な防止策とはならないかもしれませんが、日常的に意識してみると良いでしょう。
4. 女性の円形脱毛症の対策方法とは?
円形脱毛症へ適切に対処するには、「もしかして?」と思った時が肝心。脱毛が開始してから時間が経過すると、治療の効果が薄れてしまうためです。
以下のようなサインがあれば、早めに皮膚科を受診しましょう。
- 円形の脱毛ができている
- 頭皮にかゆみ・チクチク・ピリピリした違和感がある
専門医による診断を受けることで、症状に合った適切な治療が可能になります。
5. 円形脱毛症の不安を軽減する「医療用ウィッグ」
円形脱毛症は、症状によっては治療が長期間に及ぶこともあります。
特に頭髪すべてが抜け落ちる「全頭型」の場合、治療が長期間に渡る場合があります。
そこで有効なのが、「医療用ウィッグ」の活用です。
医療用ウィッグは、
- 自然な見た目で周囲に気づかれにくい
- 通気性や軽さに配慮されている
- 日常生活や仕事を普段通りに送れる
といった特徴があり、治療しながら、今まで通りのおしゃれが楽しめます。精神的なダメージが大きく軽減できるため、根気強く治療に取り組めるのではないでしょうか。
6. 女性の円形脱毛症に関するよくある質問
Q1. 円形脱毛症は自然に治りますか?
A.単発型の場合は、数ヶ月〜半年ほどで自然に回復するケースもあります。
ただし、症状が広がる可能性もあるため、自己判断で放置するのはおすすめできません。早めに皮膚科を受診し、経過を確認することが大切です。
Q2. ストレスだけが原因ですか?
A.ストレスは大きな要因のひとつですが、それだけが原因ではありません。
遺伝的要因や自己免疫の異常、ウイルス感染など、複数の要因が重なって発症すると考えられています。そのため、「ストレスを減らせば必ず治る」というものではありません。
Q3. 女性でも重症化することはありますか?
A.重症化する場合があります。多発型や全頭型に進行するケースもあり、治療が長期化することもあります。早期に適切な治療を受けることで、進行を抑えられる可能性があるため、違和感を覚えた段階での受診が重要です。
7. まとめ
年齢や性別に関係なく発症する、円形脱毛症。何が原因で発症するのか不明な部分は多いものの、発症を誘発しないためには、規則正しい生活を送ることが大切なようです。
もし、円形脱毛症かな?と違和感があれば、早期受診が賢明です。また、治療中の不安やストレスを軽減する手段として、医療用ウィッグの活用も有効な選択肢です。
無理に我慢するのではなく、自分らしい生活を守りながら、前向きに向き合っていきましょう。
記事初回公開日:2019年1月25日