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アデランスの研究開発 Case

アデランス独自の人工毛に原材料を供給するプロフェッショナル

「ウィッグメーカーで毛材を自社で研究開発・製造しているところは少なく、たいていは原材料メーカーから一定のロットで購入することが多いんです。ところがアデランスは、先端的な毛材を使いたいと自社で開発をしています。自分のところで糸をひく(紡糸)というのですから、最初は驚きました。そこがすごいところだと思います」
と振り返るのは、大和繊維の穗谷充宏社長だ。

穗谷氏はもともと繊維の染色加工を専門とするエンジニア。東洋紡の染色工場や研究所に勤めた経験がある。実家は代々デッキブラシなどを生産してきた和歌山の工業用ブラシロール専業メーカー、株式会社ホタニ。現在も原糸製造工程から植毛工程まで一貫して生産し、この分野では世界的シェアをもつ。

こうした縁で合成繊維のノウハウと業界内での幅広いツテを持っていた穗谷氏は、東洋紡を退職後、ユーザー企業と原材料メーカーをつなぐコーディネイターという立場で大和繊維を創業した。

紡糸機械メーカーからの紹介で、アデランスの新素材開発についての相談が同社に持ち込まれたのは1997年。さっそく穗谷氏は原材料メーカーに話をつなぎ、共同開発のお膳立てに奮闘した。

 「私のところで糸をひくわけではないですが、世界中のどこのメーカーのどんな樹脂でも提供できるという自信があります。ただ、同じナイロンでもメーカーによってコンパウンドされている材料が微妙に違いますから、その特性を知っておかないといけません。アデランスは色々と試行錯誤を重ね、最終的には画期的なウィッグ用の人工毛を開発することに成功しました」
それが2006年に発表された「バイタルヘア」だ。

この技術開発に、大和繊維のような合成繊維のプロフェッショナルが協力した意義は大きい。

バイタルヘアはその後も日々技術革新を続けているが、アデランスの設計にもとづく原材料の手配はまず大和繊維に持ち込まれ、業界動向を熟知した大和繊維が最適な材料を原材料メーカーにオーダーして、それをアデランスに納めるという関係は現在も続いている。こうした密接な企業間連携は、今後も、アデランスの人工毛の技術革新には不可欠なものである。

インタビュー・文/佐藤彰芳・広重隆樹 撮影/圷 邦信・田村尚行

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