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アデランスの研究開発 Case

新特許技術MFIPなどのエレクトロポーションによる頭皮環境への
サポート

注目のエレクトロポーレーション

長年、毛髪の研究に携わって来た日本臨床毛髪学会常任理事で、大分県別府市くらた医院の倉田荘太郎院長は、「毛髪の成長を促す成長因子(グロースファクター)をできるだけ毛根の毛乳頭や毛母細胞の近くまで送り届けるエレクトロポーレーションやイオン導入が、薄毛治療や育毛には効果的な方法です」と言います。エレクトロポーレーションとは、元々はバイオテクノロジーの一種で、電気穿孔法を応用した美容技術。肌に短く強い特殊な電気パルスを与えることで細胞と細胞の間にすき間をあけ、通常では皮下浸透しない親水性分や高分子成分を、イオン化しない高分子のまま真皮層下まで導入することができるというもの。塗るだけでは入りにくいグロースファクターを効果的に皮下に届けるという技術なのです。

こうした美容領域におけるエレクトロポーレーション技術を研究・開発しているのが、岐阜県羽島市にある株式会社アーティスティック社です。代表取締役の近藤英樹氏と、このエレクトロポーレーション技術に有用なアドバイスをしている韓国美容外科医学会会長で、カイロス・アーティスティック・クリニックのリム院長に話をうかがいました。

医療器と美容器の違い

美容機器というものは、医療機器とはどのような違いがあるのですか。

近藤英樹 社長

近藤:美容器というのは、どこまでいっても医療器の変形なんです。ただし、医療器の能力をただ弱くするというものではなく、医療器の持つ特性をいかに小型に変えていくかというものですが、その開発過程で新しい技術を発見していくというのが、美容器の開発なのです。それは新たな波形とか新たな電極を作るなどという試行錯誤から生まれてきます。現在も、電極だけでエステシャンが行うような指と同じタッピングができないか、その器械の前で数日ずっと試験を繰り返していますし、私自身がそのそのタッピングを実際に体験して、そのせいで顔が腫れてしまうことは日常的なんです。美容器は肌感覚がとても大事なので、そうした試験を夜通しやっています。

肌感覚が大事なのですね。

近藤:痛みが伴っても効果があれば医療器でいいわけですが、私たちは一般のお客様に使っていただかなくてはなりません。その美容器を使った時には気持ちがいいし、再び使ってみたいと思ってもらわなければ、美容器とはいえません。その上で、使用後の効果はとても大事なことですから、新開発の美容器は常に100人ほどのお医者さまに使っていただき、きちんとしたエビデンスをとっています。その結果、我々の会社が送り出す製品名に「Dr」 と付けているのは、「その結果を認めていただいた」という意味で「Dr」を冠したネーミングにしているのです。

そして今回、アデランスさんと共同で開発させていただいた美容器「ビューステージ」では、育毛のためだけでなく、皮膚理論としても確かなものをお届けしなければなりませんから、これも美容外科や皮膚科の多くの先生による皮膚試験を行ってもらい、十分なエビデンスをとった上で製品化させていただいています。

アジアアンチエイジング美容協会

また、近藤社長が中心になって立ち上げた一般社団法人アジアアンチエイジング美容協会がありますが、どのような目的で立ち上げたのですか。

近藤:アジアアンチエイジング美容協会は、「アンチエイジングと美容をテーマにそれに携わるすべての従事者が共に医療との統合を図ることにより、更なる知識の向上とスキルアップを目指す」という理念を掲げています。美容外科のリム先生や日本臨床毛髪学会常任理事の倉田先生はじめとする多くの美容外科や皮膚科の医師、エステシャンや毛髪を含めた美容に関する技術者、美容関係の会社などを会員とした組織です。美容業界は以前、医療資格が無いにもかかわらず、医療者と同じようなことを行うエステシャンがいたりと問題がありました。そこできちんとした組織をつくり、医療者が講師となったセミナーを開催して、美容に関わる人たちにもきちんと学んでもらうようにしたのです。

なぜアジアなのですか。

近藤:日本なら日本アンチエイジング美容協会なのでしょうが、やはり韓国美容外科を牽引するリム先生にも参加してほしかったですし、また中国にもそういう素晴らしい先生がたくさんいらっしゃいます。日本だけではなく、アジア全体のそうした先生方に参加していただくことが重要なのです。

日本の医療者だけでなく、リム先生をはじめその分野での最高の医療者が普通、エステシャンの前で講師を務めるということは今まではありませんでした。また、セミナーでの質疑応答や全国のエステシャンからの質問にも、そうした先生にお応えいただいて、この美容業界を健全に保ちたいというのが我々の願いなんです。

韓国と日本の美容業界事情

リム先生は韓国の美容外科を牽引して来た医療者ですが、日本と韓国の美容業界の違いは何でしょうか。

Lim Jong Hak 院長

リム:そうですね、韓国人はエステにいいものが出たなと思うと、すぐに購入したり、飛びつきます。日本は安全・安心が大事で、人が試してその結果が出てから始まります。ですから、美容関係者への質問も異なります。韓国だったら、これはどのくらいの効果が出ますか、この効果はどのくらい維持しますか。日本の場合は、安全ですか、副作用は無いですか。ですから日本は奥深く、行動が鈍いですから、韓国より、あるエステの流行は1年か2年ほど遅くなっていると思います。

症例の多さで言えば、韓国の方が多いのではないでしょうか。

リム:どうでしょうか、日本も韓国には負けない症例数です。日本は人口も多いし、市場も大きい。韓国はオープンだから目立ちますが、日本はクローズドで、誰にも言わず、密かにやる社会です。どちらかと言えば、日本の方が多いんじゃないでしょうか。韓国だったら友達同士で美容外科に行きますが、日本人は人の目を気にしますから、一人一人がこっそりと美容外科に行きます。

新特許MFIPの効果

今回、アデランスと共同開発した新製品「ビューステージ べガス プレミアム」には、エレクトロポーレーション技術のMFIP(Mid Frequency Interval Pulse)が搭載されています。このMFIPの開発に携わられましたね。

リム:近藤社長から中周波の継続パルスというのがあるとその器械を提供され、私や倉田先生等が実験した結果、医療器のレーザーに比べてもその浸透率が高いのです。すでにそれは学会では発表されていますが、どのような成長因子を入れればより効果的かを現在確かめている最中です。このMFIPでは医療器でも得られない効果を得ることができますから、この会社が開発する美容器はすごいと思いました。

近藤:ここに搭載されているのは、具体的に言えば、働きの異なる3種の電流を流す「T-MFIP」というもので、ヒアルロン酸などの高分子成分を促すウルトラパルス電流と、表情筋などの筋肉に働きかけるEMS電流、そして温熱効果をもたらす中・高周波の3種類の電流が先端の4本のヘッドから流れます。普通、エレクトロポーレーションというのは痛いんです。痛くてしょうがないものなのですが、この美容器は痛くはありません、心地いいんです。

エレクトロポーレーションというのは痛いんですか。

近藤:痛いんです。この痛さをどうやって和らげて気持ちのいいものにしたいと開発したのが、MFIPなんです。

リム:レーザーというのも痛いんですし、エレクトロポーレーションも刺激がすごくあります。でもMFIPは断続的に電気パルスを流しますから、ぽんぽんと人の手がマッサージをするような感じで、温めながら、そして柔らかく高分子が浸透していきますからその痛さは感じません。

世界No.1の効果を目指す美容器

近藤:今回、アデランスさんと共同開発した「ビューステージ べガス プレミアム」は、毛髪専門医師の倉田先生にも助言をいただいていますから、MFIP以外にも赤色LEDなども搭載しています。髪の毛にも、顔にも、ボディにも使える非常にレベルの高いものに仕上がっています。

LEDの色は人体によりよい効果がありそうですが、リム先生はLEDに関してはどのようにお考えですか。

リム:LEDは色によってその効果は違います。形成外科や美容外科ではよく赤色と黄色を使います。赤色は深部に届くので毛乳頭などを刺激しやすいですし、黄色は再生に効果があると言われています。また皮膚科の場合、汗腺にいいともいわれます。ニキビの治療には青色が使われますし、私自身は10年程前から黄色のLEDを使っていますよ。

美容器を開発する立場としてはいかがですか。

近藤:私たちもLEDの効果に関しては大いに関心を持っています。LEDが実際に出せる色というのは100種類以上あり、この100種類以上ある色にどんな効果があって、どのようなホルモンが出るのかを研究しています。

新たなエレクトロポーレーション技術などアーティスティック社の開発における考え方を聞かせてください。

近藤:日本における美顔器の売り上げナンバーワンは、1台3〜4万円で売ってい大手メーカーですが、我が社は誰が使っても認めるもの、それだけのお金を使っても、それに見合った価値があると実感できる美容器を作っていきたいのです。しかし、我々の会社がこの美容器がいくらいいと言ってもしょうがない。やはり先生方にご協力いただいて、その効果のほどをきちんと確認いただき、そして美顔器の安全性に関しての相当な試験をやって、さまざまなエビデンスデータを集めています。エレクトロポーレーションにしても、浸透率がどのくらいなのか、そういうものをきちんと証明した上での美顔器を作ります。ただし、この効果を出しすぎると医療器になってしまうので、そこはやはり美容器にうまく着地させ、絶対に安全だと確信が持てたところで発売に踏み切ります。

リム先生の専門は何でしょうか。

リム:アンチエイジングのなかには美容外科、再生医療などがありますが、私の専門分野は幹細胞です。幹細胞は免疫機能を正常化させます。そのうち、幹細胞の培養液を利用した美容機器も登場するだろうと期待しているところです。

インタビュー・文/佐藤彰芳 撮影/圷 邦信、田村尚行

アデランスの研究から生まれた開発と商品・サービスの歴史
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