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アデランスの研究開発 Case

60年に及ぶ美容室向けの化粧品開発に裏付けされ、皮脂汚れに強い、
洗い上がりの頭皮がさっぱりする薬用スカルプシャンプーを開発する

科学的な評価の第1位に輝いたヘアリプロOILY

ヘアリプロ

2015年秋、テストするモノ批評誌『月間モノクロ』9月号に、特別企画「Men'sシャンプー35製品 テスト&調査」という記事が載った。この編集部ではFCG総合研究所の科学的評価とテスター評価により、男性用シャンプー35本の汚れ落ち具合や刺激性を徹底調査。その結果、ベストバイシャンプーは他のメーカーに譲ったが、FCG総合研究所による科学的評価では、アデランスの「ヘアリプロOILY 薬用スカルプシャンプー」が第1位、「ヘアリプロNORMAL&DRY 薬用スカルプシャンプー」が第2位となった。テスター評価によってバラつきが出たのは香りに関して。「高級なハーブか」、「薬臭い」などと柑橘系などの分かりやすい香りでなかったことが、テスター評価としてばらつきのある意見が寄せられた理由だった。

このヘアリプロをアデランスと共同開発して製品化をしているのが、オリオン粧品工業株式会社だ。工学博士 でもある岸原靖展社長に話を聞いた。

約60年の歴史のなかで業界初の新製品を次々に開発

オリオン粧品工業株式会社の会社概要を教えていただけますか。

創業は1958年。父が2代目で、私は3代目です。元々は理美容室向けのシャンプーやリンスを製造し、1964年にクリーム状リンス「オリオンリンス」を開発して美容室に販売、それが大ヒットしました。同時期、花王さんも同じようなクリーム状リンスを販売していますから、日本で最初にリンスを販売したのは、我が社か大手の花王さん、という議論があります。

創業以来、ヘアケア製品やスキンケア製品を問わず、ユニークで機能性に富んだ自社製品を提供してきました。自社製品の開発・販売と平行して、OEMを始めたのは1989年からです。

岸原社長は東京工業大学出身で、工学博士でもいっらっしゃいますね。

東工大の生命理工学部では、アミノ酸がペプチド結合によって連なる化合物ポリペプチドを研究していました。その後、留学先の米国ペンシルバニア州のリーハイ大学では、細胞の表面が分子レベルではどうなっているかを数値化する研究をしていました。米国での研究生活を終えて帰国し、この会社に研究員として入社したのは2004年のことです。ところが、父である先代が2008年に急逝してしまい、急きょ、私が社長になったのです。

化粧品や医薬部外品を開発する御社の特質はどのようなものですか。

我が社は有機化学や高分子化学、バイオテクノロジーなどの専門的なバックグランドも持っていますが、論文的な結果重視というより、技術的な観点で処方し、その実証的な結果や使用感などを重んじる処方の開発に精力的に取り組んでいます。

最近はシリコンが入っていないノンシリコン・シャンプーが主流ですが、これを業界で初めて手がけたと聞いています。

それはOEMでしたが、ノンシリコン・シャンプーとして一般市場向けに先駆けて手がけたと聞いています。そのうち他のメーカーさんもノンシリコン・シャンプーを出すようになっていきました。

シリコンというのは毛穴に詰まるなど、頭皮に良くないのでしょうか。

シリコンが毛穴に詰まることは無く、決して害のあるものではありません。ただシャンプーにシリコンがたくさん入っていると、べたべたして洗っても落ちにくく、気持ちのいいものではありませんね。では、なぜ我が社がノンシリコン・シャンプーを開発したかといえば、美容室からの依頼があったからです。シリコンの影響が出にくいシャンプーはつくれないか、と。そこで、ノンシリコンでも仕上がりのいいシャンプーを開発したというわけです。

専門的な知識と技術で新たな処方開発に取り組む

ここからは、アデランス研究開発部の渡辺有氏にも加わってもらった。

アデランスはどのような経緯でオリオン粧品工業株式会社と共同開発するようになったのでしょうか。

渡辺有:それは十分な研究・開発力を持った会社としてお声掛けさせていただき、「頭皮に優しく毛穴の汚れを落とし、そして使用感の良さ」などの要望のもとで4~5社のコンペを実施。その中で最もレベルの高いシャンプーを出品していただいたのが、オリオン粧品さんでした。それから共同で商品開発して、2010年に初代のヘアリプロを製品化しました。初代ヘアリプロからノンシリコンで、アミノ酸系のシャンプーでした。

岸原靖展:初代ヘアリプロは吐出口のキャップを下にして使い切れる、特長としていたものですから、液が垂れないようにするのが大変でした(笑)。

現在、3代目のヘアリプロですが、この商品の優位性は何でしょうか。

岸原:先の雑誌の評価試験にもありますが、卵白を使ったたんぱく質変性試験の結果、卵白の白濁はほとんど見られません。これはシャンプーがマイルドであるという一つの根拠と思われます。我が社独自の試験でも、何回も試験を繰り返した結果、数々の製品と比べ、脂汚れの落ち具合が勝っているということには自信を持っています。ただし、第三者としての雑誌のなかで、テスターの使用感として香りに関しては注文がつきましたから、それは今後のクリアすべき課題だと思います。

使用感を良くするということは、簡単なようで難しいのですか。

岸原:薬用シャンプーの処方というのは、処方の幅が狭いのです。使用感が良くて、安全性もクリアするために自社の基準で溶解テストを行うと、その幅はどんどん狭まってきます。特に抗菌面には神経を使います。特にヘアリプロには入れてはいけないフリーが多く、特にパラベンやフェノキシエタノールという防腐剤のフリーは一番厳しいフリーです。それに合わせていく改善には、いつも悩む日々です。

防腐剤フリーのシャンプーとはどういう対処をしているのですか。

岸原:特にシャンプーというのは腐りが早く、菌が出て臭いがします。防腐剤が頭皮に良くないというのもありますが、菌が出る方が非常に具合が悪い。アデランスさんからは、防腐剤としてのフェノキシエタノールなどの成分は処方しないで、という注文ですから、ほかの有効成分が防腐剤的な役割を果たし、フケ菌も菌の一種なのですが、それを落とす成分が防腐剤の役割を担ってくれています。

今後のヘアリプロの展開を教えてください。

渡辺:2016年秋にもリニューアルを予定していて、もちろんその成分処方にはオリオン粧品さんの力が十分に発揮されています。ご期待ください。

インタビュー・文/佐藤彰芳 撮影/圷 邦信、田村尚行

アデランスの研究から生まれた開発と商品・サービスの歴史
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