第4章 笑顔がひろがると、世界が幸せになる

CSR活動の中でも、もっとも「アデランスらしい」といえるのが文化・芸術へのウィッグ提供、そして歴史研究です。いまある技術が人のためになる、そんなお話です

『キャッツ』誕生のもう一つの物語 それは“共感”からはじまった

まさしくアデランスの“トータルウェルネスカンパニーの顔”ともいえる活動が、ミュージカルやドラマ、映画などエンタテインメント分野でのウィッグ提供です。 そのすべての始まりは、1983年の“ある作品”にまでさかのぼります。 撮影:山之上雅信 1980年代初頭。日本を代表する劇団「劇団四季」は、ロンドンのウエスト・エンドで大人気のミュージカル『キャッツ』の日本での上演を企画していました。 しかしそこには大きな問題が。作品に登場する“猫”のウィッグがなかったのです…

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“輝く人々”を通し、世界中に希望を与える

2018年、アルゼンチン国立タンゴアカデミーにて、著名な芸術家がサインを記す「黄金の書」に、アルゼンチン人以外で初めてサインをした日本人がいました。「世界が尊敬する日本人100人」(ニューズウィーク日本版)や「タンゴに貢献した20人」(アルゼンチン)にも選ばれたタンゴ歌手の冴木杏奈さんです。 アデランスは、“輝く人々”たちへのサポートも行っています。その代表的な存在が、冴木さんです。冴木さんは舞台やコンサートで、アデランスの「フォンテーヌ」ウィッグを愛用。…

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エンタテインメントの“魔力”を高めるウィッグの歴史 元社員・学術研究員・益子達也さん

エンタテインメントの力を、ウィッグが後押しする。そうした関係性は、古くはなんと神代の時代から見られました。天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩戸に隠れてしまったという、あの有名な神話でのことです。このとき一心に踊りを踊って天の岩戸を開けさせた天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が頭髪に着けていたのが鬘(かずら)、いわゆるウィッグだったのです。これがウィッグを芸能で用いた始まりとされ、天宇受賣命は今では芸能の神とされています。 神代の時代の後もウィッグは芸…

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