白髪の人は簿毛にならない?

2016年1月20日

白髪と脱毛のメカニズムはまったく別のもの。白髪でも薄毛になる人はいます。


「うちは白髪の家系だから、薄毛の心配はいらないよ」


よくこんな言い方がされるように、髪の行く末は白髪か薄毛かの二者択一だと思い込んでいる人は、意外と多いようです。でもこれ、実は大きな間違い。実際にまわりをよく見回してみれば、白髪で薄毛という人も、けっこういることに気づくはずです。


髪の毛の色は、毛皮質に含まれるメラニン色素の量によって決まるのですが、このメラニン色素は、毛髪が生まれる毛根の色素細胞で作られます。だからなんらかの理由で色素細胞がメラニンを生産しなくなると、その毛根で作られた毛は、白髪の状態で生えてくるのです。


一度メラニン色素を作らなくなった毛根からは、次も同じように白髪が生えてきます。色素が作られる過程と毛髪そのものが作られる過程は、場所は同じでもまったく別のもの。


だから髪は、「白髪で生えるか、まったく生えないか」ではなく、「白髪で生えるか黒髪で生えるか」という選択肢を通過した上で、さらに、「天寿をまっとうして抜けるか、不自然な抜け方をするか」というように枝分れするのです。そうでなければ、色には関係なく、最初から「生えるか生えないか」という分岐点に立たされるというわけです。


ちなみに「白髪は抜くと増える」という人もいますが、これもただの俗説。髪の毛を無理に抜くのは、頭皮や毛穴に負担をかけることになるので、あまりおすすめできません。「たとえ白髪でも本数が増えるなら」と抜いても、髪にいいことはひとつもないのでご注意を。


他にも「恐怖で髪が白くなる」など、白髪にまつわる俗説もいろいろありますが、薄毛と同様白髪は髪の老化現象のひとつで、なぜそうなるかはまだ解明されていません。


でも抜け毛にしても白髪にしても、突然増えるというのは、髪だけではなく体の健康と関わりがある場合もあるので、やはり注意が必要です。

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