脱毛症(抜け毛)や薄毛は遺伝する?

2015年6月25日

薄毛は遺伝の影響があるのでしょうか。確かに遺伝的要素も影響しますが、薄毛そのものが遺伝するのではなく”薄毛になりやすい体質”が遺伝する、ということなのです。
脱毛や薄毛は遺伝する?

「俺、そろそろヤバイよな。親父も叔父さんも若い頃から薄かったみたいだし。」

「その点俺は大丈夫。うちの親族には薄毛はいないからね」


薄毛に関して当たり前のように交わされている会話ですが、果たして本当にそうなのでしょうか?


薄毛は遺伝で決まると思われがちですが、実は100%そうとも言い切れないのです。確かに遺伝的要素も影響はありますが、それは薄毛そのものが遺伝するのではなく、”薄毛になりやすい体質”が遺伝するということ。父親が20代から薄毛だったからといって、子供も20代から薄くなるということではありません。


ではいったい、薄毛になりやすい体質とは、どういう体質なのでしょうか?


脱毛のメカニズムは現在では解明が進んでおり、専門家の間では男性ホルモンに大きな関わりがあると考えられています。具体的にいうと、毛母細胞の細胞膜に存在する酵素が、ある種の男性ホルモンと結合して、タンパク質の合成を抑制する物質を作り出してしまうということです。毛母細胞内でタンパク質が合成されないと、髪の成長も止ってしまうのです。


酵素の量やそれが活発な活動を行っているかどうか、また関連する男性ホルモンの分泌が多いかどうかなどが、脱毛に関する遺伝的要素となるのです。以上のような直接的な脱毛要因とは別に、ライフスタイルや食生活、ヘアケアのしかたなどの後天的要素にも脱毛に関与していると言われています。


逆に考えれば、遺伝的になんの心配もない人でも、髪によくない生活を続けていれば、薄毛になる可能性大。むしろ遺伝を心配する人のほうが、早くからヘアケアに関心を持ち、髪にいい生活を心がけようとする分、薄毛を防げるかもしれません。


髪が薄いからといって悲観する必要はありませんが、親が大丈夫だからといって油断するのは禁物ですよ。

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