運動不足で抜け毛が増える?髪の健康も新陳代謝がポイント

2019年9月24日

目次:

■運動不足だと抜け毛・薄毛が増える?

■育毛のためのおすすめ運動法は?

■まとめ


抜け毛や薄毛を引き起こす要因はひとつではありません。さまざまな遺伝的要素や生活習慣、食生活などが複雑に絡み合い、抜け毛や薄毛となって表面化します。運動不足も抜け毛や薄毛の要因のひとつだと指摘されることもありますが、一見すると無関係のようにも思えます。果たして運動不足で抜け毛が増えるのでしょうか?



■運動不足だと抜け毛・薄毛が増える?


現代人は車や電車、エスカレーターやエレベーターでの移動が増えたことで、一日に歩く距離が劇的に減ったといわれています。歩行不足を補うためにスポーツを楽しむ人もいれば、筋トレをしたり、ジョギングをしたりと運動を積極的にしている人もいますが、多くの現代人はやはり運動不足だといえるのではないでしょうか?


運動量が減っていけば、それだけ肥満になってしまう可能性も高まります。特に、昔よりも食べ物が溢れている飽食の時代です。脂っこくカロリーが高いメニューも増え、運動不足のままでいると、すぐにカロリー過多となって肥満へとつながっていきます。また、運動不足は筋力の低下を招きます。筋力が低下することで、食事で摂取したエネルギーを十分に消化できなくなるケースや、体に老化をもたらすといった悪影響があります。
こうした悪影響は当然、抜け毛や薄毛にも関連していきます。運動が不足すれば筋肉が凝り固まり、血行が悪くなりますが、血行不良になれば十分な栄養が頭皮にも届けられなくなるからです。


私たちが食事によって得たエネルギーの大半は、血液に乗って全身に運ばれます。したがって、血行が悪くなれば、全身にくまなく栄養を運ぶことが難しくなっていきます。特に頭皮は頭のてっぺんにあり、ポンプの役目をしている心臓から離れています。血行不良による影響を受けやすい体のパーツだと思われます。そのため、運動不足が抜け毛や薄毛に影響すると考えられるわけです。



■育毛のためのおすすめ運動法は?



では、運動不足をどうやって解消すれば良いのでしょうか?特に育毛のためにすると良い運動法があれば、知りたいところでしょう。育毛のためには、ジムなどで行う有酸素運動が効果的です。なぜなら、有酸素運動は新陳代謝と心肺機能を高めることにつながるからです。


髪に十分な栄養を運ぶためには頭皮はもちろん、全身の血行を良くする必要があります。そのための土台となるのが、新陳代謝と心肺機能です。新陳代謝と心肺機能が高まれば、血流も良くなり、血液を通して体の隅々まで栄養を運ぶことができるようになります。


日常生活で歩く機会や階段を利用することを意図的に増やし、時間のあるときには有酸素運動を行うようにしましょう。または、軽いストレッチを日課にするといった、気軽に取り組めることからはじめてみてはいかがでしょうか。あまり運動する習慣がなかった人が突然、有酸素運動をはじめてみても、すぐに挫折してしまうかもしれません。一度や二度、運動するのではなく、少しずつでも毎日のように体を動かすことが大切です。



■まとめ


抜け毛や薄毛に運動不足は関係ないと思っていたのではないでしょうか?もちろん運動をしていれば抜け毛や薄毛にならないという意味ではありません。あくまで運動不足は薄毛・抜け毛の要因のひとつにすぎません。遺伝や乱れた食生活が影響し、運動していても薄毛になるかもしれません。しかし、少しでも抜け毛・薄毛にならないよう日頃から努力することが重要です。抜け毛が増えたからといって、諦めず、一つひとつの要因を解決していけば、育毛につながっていくはずです。




初回記事公開日 : 2015年12月14日

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