食生活と髪の関係 外食が増えれば抜け毛も増える?

2015年10月2日

食生活の大切さは、体にとっても髪にとっても同じことですが、外食の機会が多い人は、特に食事の内容に気をつけなければなりません。偏った食事や脂っこい食べ物を多くとっていると、抜け毛の原因となります。


若年層や女性の薄毛が増えた、あるいは子供のトリコチロマニーが増加しているといっても、薄毛人口全体から見たら、その割合はそれほど多くはありません。やはり薄毛の悩みを抱える人の多くは、20代から40代の、働き盛りの男性に集中しています。


髪の老化が始まるのは一般的に30代からといわれているので、ちょうどその年齢に当たるということもあるのかもしれませんが、その社会的な立場やライフスタイルを見ると、なぜ髪が抜けるのかわかるような気がします。


20代後半以降になると、会社でも徐々に責任のある仕事を任されるようになり、中間管理職の地位に就く人も増えてきます。仕事の内容がハードになれば、自然と勤務時間も長くなり、睡眠時間は減り、それと反比例してストレスも多くなります。外にいる時間が長くなる分、外食の機会が増え、栄養バランスどころか食事抜きで仕事をしなければならないほど忙しい日もあるかもしれません。


部署によっては酒を飲むのも仕事のうちということもあるでしょうし、タバコを吸ったりコーヒーを飲んだりしながら夜遅くまでデスクワークという人もいるでしょう。平日仕事で忙殺されていれば、たまの休みでもスポーツをする余力も余裕もなく、一日寝て過ごすようになってしまいます。


社会全体を見れば、週休二日制や勤務時間の縮小で、プライベートを楽しむ時間が増えたように思えますし、確かに以前のようないわゆる「モーレツ社員」は減っているかもしれません。それでも社会の最前線で働く人たちは、このように髪に悪いことを全部集めたような生活を送らなければならないのが現状なのです。


食生活の大切さは、体にとっても髪にとっても同じことですが、外食の機会が多い人は、特に食事の内容に気をつけなければなりません。


外食が髪によくない理由は、まず第一に栄養がかたよりがちになること。毎日決められた行動半径の中では、バリエーションをつけようと思っても選択肢に限りがあります。


また原価を抑えて満腹感を与えるためには、どうしても動物性脂肪が多い高カロリーの素材や、揚げ物などのメニューが多くなります。こういった食事を長期間継続的にとっていると、コレステロールがたまる原因になったり、皮脂の異常分泌を招くおそれがあります。


日常的に外食をする人は、まずできるだけ洋食より和食を選ぶことです。また店によっては、揚げ物や炒め物に使う油の質が悪く、食後に胸焼けを感じるようなことがありますが、そういう店は避けたほうが無難です。料理はどんぶりものなど食品の種類が少ないものより、何品かおかずがついた定食やコースメニューを選ぶようにして、添えられた野菜類は残さず食べるようにしましょう。


外食のとりすぎに気をつけなければいけないのは、大人だけではありません。ファミリーレストランやファストフードに慣れ親しんだ子供や若者も、それとは気づかないうちに、髪に悪い食生活を送っているかもしれません。育ち盛りに、かたよった食事や脂っこい食べ物を多くとっていれば、5年後10年後の髪の健康は不安になります。


食生活が欧米並みになったというのは、動物性脂肪の摂取量も欧米並みになったということ。もともと薄毛人口は欧米のほうが日本より多いのですが、それは人種的な体質の違い以外に、食生活が影響しているのではないかといわれています。つまり食生活が欧米並みになるということは、いい換えれば近い将来、薄毛人口の多さも欧米並みになる可能性があるということなのです。


外食が必ずしも髪に悪いというわけではありませんが、日常的に外食を利用する人は、店やメニューの選び方に十分気を配るようにしましょう。

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