子供のヘアケアの注意点|髪のおしゃれと健康

2015年12月1日

子どもの髪は大人ほど刺激に強くなく、頭皮もデリケート。そのため、必要以上にヘアケアをすると、髪や頭皮を傷めることになります。親が子供の正しいヘアケアについて理解し、子どもに小さい頃から習慣づけてあげることが大切です。
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髪のおしゃれを楽しむことはとてもいいことですが、小さい子どもにまで自分の趣味を押し付けて、パーマをかけたり茶髪にするのは考えものです。


最近では小学校に入ると規則がうるさくなったりイジメの対象になるからといって、3、4歳の小さい子どもにパーマをかけたりする親がいます。


でも体がどんどん成長する時期は、髪も成長過程にあるとき。しかも子どもの髪は大人ほど刺激に強くありませんし、頭皮自体もデリケートです。そんな時期に過度の刺激を与えたら、将来髪になんらかの影響が出ることは十分考えられます。


自然なままで十分きれいな子どもの髪に、余計な手を加えて必要以上に飾り立てるのは、髪や頭皮を傷めることにつながるのです。子どものヘアケアといっても、実際には清潔を保つ以外に何もする必要はありません。むしろ何もしないほうがいいのです。


子どもは大人より新陳代謝が激しく皮脂の分泌がさかんなために、子ども用のシャンプーはあっても、リンスというのはありません。リンスは洗髪で脂をとりすぎた髪に潤いを与えるためのものですから、子どもには必要ないのです。


子ども用のシャンプーは成分的にあまり大人のものと変わりませんが、刺激が少ないようにマイルドにつくられています。汗や皮脂がたまりやすい夏場には、一日二回でも三回でも髪を洗ってあげていいのですが、その場合は子ども用シャンプーをさらにお湯で薄めて使うか、お湯で髪をすすぐだけでもかまいません。それ以外の基本的な髪の扱い方については、大人と同じように考えてください。


ドライヤーの熱は髪を傷めるし、濡れたまま寝てしまうのはやはり髪によくありません。健康な髪をつくるためにはバランスのいい食事を規則正しく取ることが大切ですし、ストレスをためないことも重要です。ライフスタイルの面では、大人は自己管理ができますが子どもにはそれができないので、ヘアケアというよりこういった基礎的なことをしてあげるほうが大切かもしれません。


子どもにストレスなんてと思う人もいるかもしれませんが、今の社会の子どもを取り巻く状況には、ストレスの原因になるものがたくさんあります。むしろ子どものほうがストレスに敏感に反応するから、トリコチロマニーなどという病気も出てくるのです。


3、4歳は極端な例にしても、義務教育を終えた高校生ぐらいの年ごろになると、髪を染めたりパーマをかけたりする子がグンと増えてきます。これもおしゃれの低年齢化の現れですが、早いうちから髪に負担をかけ続ければ、その分髪の痛みや老化も早まります。


髪や頭皮の強さ事態は大人と同じところまで成長していても、やはり10代ではまだまだ体も髪も伸び盛り。髪にストレスを与えることは、決していいことではありません。刺激物や添加物の蓄積によって起こり得るトラブルも、期間が長いほど深刻なものになる可能性が高くなります。


10代から髪をブリーチしている子たちが、30代、40代になったときどんなトラブルに見舞われるか、想像しただけでも恐ろしいほどです。実際に10代ですでに、明らかにパーマやブリーチ、ヘアダイなどが原因と思われるトラブルで、専門家に相談にくる子も増えているのです。


子どもの健康には気を配っても、髪の健康には無関心な親が案外多いようです。「体が健康なら髪も健康」とはいっても、プラスアルファのヘアケアの部分もやはり大切。まず親が正しいヘアケアの知識をもって実践し、子どもにも小さい頃からそれを習慣づけてあげるようにしたいものです。


何もつけなくても天使の輪ができるきれいな子どもの髪を、いつまでも守ってあげたいと思いませんか。

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